こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。英語には日常会話でよく使われる表現が数多くありますが、「for ages」はその中でも特に親しみやすいフレーズの一つです。この表現を使うことで、長い時間が経過したことを簡潔に伝えることができます。今回は「for ages」の使い方と、似たような表現を紹介していきましょう。それではまいりましょう。
目次
意味
「for ages」は、「長い間」「ずっとの間」という意味で、非常に長い時間が経過した状況を表します。特に、久しぶりに再会した友人や長い間取り組んでいるプロジェクトなど、時間の経過を強調したい場面で使用されます。
例文
彼は本当にいいやつなのか聞かれて…
心配すんな、彼はいいやつだよ。俺はあいつを長年知ってるんだ。。
コロナ禍で友人と久々に電話して…
ジムに行き始めてからどのくらいか聞かれて…
- “I haven’t seen you for ages!”
日本語訳:「久しぶり!ずっと会ってなかったね!」 - “She’s been working on that painting for ages.”
日本語訳:「彼女はその絵を長い間描き続けている。」 - “We’ve been waiting for ages to hear back from them.”
日本語訳:「彼らからの返事をずっと待っている。」
いかがでしたでしょうか。for agesで前置詞forを伴って副詞として「長い間」や「長年」、「ずっと」という意味で、for a long timeと同じ意味で特にイギリスでよく使われるカジュアルな英語表現です。ageと聞くと「年齢」のイメージが強いですが、このように複数形にしてages「長い間」という意味で使うことができます。
It is ages since 〜.
主に現在完了形で使われますが、前置詞を省いてIt is ages since 〜.「〜以来、長い時間が経つ/久しぶりだ」という形でも使うことができます。
友人と久々に会って居酒屋で飲んでいて…
一緒に飲んで以来久々だね。
in ages
for agesの変わりにin agesと言うこともできますが、現在完了形の否定文のみに使われるのが普通です。
友人との出会い際に…
気づいた方は気づいたかと思ますが、haven’t seen you for/in agesは出会う前段階と出会い際両方に使うことができます。その場合訳は変わり、出会う前段階であればまだ会っていないので「長い間会っていない」という意味になりますし、出会い際であれば「久しぶりだね」という意味になります。
for a long timeとの違い
「for ages」と「for a long time」はどちらも「長い時間」という意味で使われますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
違い
- 「for ages」:
- 非公式な使用: 「for ages」はよりカジュアルで日常的な会話でよく使われます。友人や家族との会話で自然に使える表現です。
- 感情的な強調: しばしば感情を表すために使われ、特定のことが「とても長い時間」行われている(または行われていない)と感じられる場合に用います。
- 「for a long time」:
- よりフォーマルまたは中立的: この表現はもう少しフォーマルな状況や、落ち着いた、中立的な文脈で使われることが多いです。
- 客観的な時間の長さ: 「for a long time」は、主観的な感情よりも、客観的に長い時間が経過したことを指すのに使われます。
例
- 「for ages」の使用例: “I haven’t seen her for ages!”(非常に長い時間彼女に会っていない感じがする)
- 「for a long time」の使用例: “He has worked in this field for a long time.”(彼はこの分野で客観的に長い時間働いている)
両者は互換的に使える場合が多いですが、上記のようなニュアンスの違いを理解することで、より適切な状況で使い分けることができます。
for years
「for ages」と「for years」も長期間を示す英語表現ですが、こちらも微妙なニュアンスの違いがあります。
違い
- 「for ages」:
- 非常に長い期間(不特定): 「for ages」は非常に長い時間、しばしば不特定の期間を指して使われます。具体的な年数や期間を示さず、感覚的に「長く感じられる時間」を表現するのに用いられることが多いです。
- カジュアルな表現: より非公式の会話や親しい人とのやりとりで用いられることが多く、ある事象が長い期間続いている(または続いていない)という感情的な強調を伝えるのに適しています。
- 「for years」:
- 具体的な長期間(特定): 「for years」は文字通り「数年間」という意味で、より具体的な時間の経過を指します。この表現は、特定の期間(数年)が経過したことを示すのに使われ、その期間が明確であり、一般的には数年から数十年の範囲を想起させます。
- 中立的な表現: 「for years」は「for ages」よりも中立的で、フォーマルな文脈にもカジュアルな文脈にも適しています。感情よりも時間の長さに焦点を当てた客観的な表現です。
例
- 「for ages」の使用例: “I haven’t been to that restaurant for ages.”(とても長い時間、そのレストランに行っていない)
- 「for years」の使用例: “She has been teaching at the university for years.”(彼女は数年間、その大学で教えている)
「for ages」は一般的に長い期間の感覚的な表現に使われ、一方「for years」は具体的な年数を基にした期間を指すのに用います。選択は文脈や伝えたいニュアンスによって異なります。
似たような表現
in ages
例文: “I haven’t had such a delicious meal in ages.”
日本語訳:「こんなに美味しい食事を長い間食べていなかった。」
解説:「for ages」と同様に、何かが長い間起こっていなかったことを示します。
in a long time
例文: “This is the best news I’ve heard in a long time.”
日本語訳:「これは長い間で聞いた最高のニュースだ。」
解説:「for ages」と同じく、長期間にわたって特定の事態が発生していないことを表します。
forever (非公式な使用)
例文: “It took forever to get here!”
日本語訳:「ここに来るのに非常に長い間かかった!」
解説:誇張表現として「非常に長い時間がかかった」という意味で用いられます。
関連する語彙とその例文
eternity
例文: “Waiting for the results felt like an eternity.”
日本語訳:「結果を待つのは永遠に感じた。」
解説:「forever」と同様に、非常に長い時間を表すために用います。
decades
例文: “This house hasn’t been renovated for decades.”
日本語訳:「この家は数十年間リノベーションされていない。」
解説:具体的に長い年月(10年単位)を示す時に用います。
押さえておきたいポイント
「for ages」という表現は非常に便利で、口語的なシーンでよく使用されます。しかし、よりフォーマルな文脈では、他の表現(例:「in a long time」)の方が適切な場合もあります。使う状況に応じて、適切な表現を選ぶようにしましょう。
for agesに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。「for ages」は、日常英会話で役立つ表現の一つです。このフレーズをマスターすることで、長い時間の経過を表す際に役立ちます。今回紹介した類似表現や関連語彙もあわせて覚えておくと、より豊かな表現が可能になります。以上が”for ages”の意味とその使い方【時間表現にめちゃ使える】でした。それではSee you around!
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