こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。日常英会話では、同じように見えるフレーズでも、微妙なニュアンスの違いがコミュニケーションを大きく左右します。「find」と「find out」もその一例です。この二つの表現はどちらも「見つける」「発見する」という意味を持ちますが、使われる場面には大きな違いがあります。今回は、これらの違いを詳しく解説し、日常会話で自信を持って使い分けられるようになるためのポイントを紹介します。それではまいりましょう。
目次
違い
Find
直接的に何かを「見つける」または「発見する」行為を指します。物理的なものだけでなく、感情や考え方などを見つける場合にも使われます。
Find out
情報や事実を「調べる」ことによって「発見する」ことを指し、何かを学ぶプロセスが含まれます。
例文
find
同僚とランチをしていて…
昨日素敵な日本食レストラン見つけたんだ。今度そこへ行こうよ。
夫がうろうろしていて…
-
- 英文: “I find the book very interesting.”
- 日本語訳: 「その本をとても興味深いと思う。」
find out
友人が電話で…
ホテルの近くにあるレストランがまだ開いているか聞くと…
わかりません。調べますね。
-
- 英文: “We need to find out the truth.”
- 日本語訳: 「私たちは真実を見つけ出す必要がある。」
- 混合使用:
- 英文: “I finally found my glasses after searching for an hour, but I need to find out why I keep losing them.”
- 日本語訳: 「1時間探した後、ついに眼鏡を見つけたけど、なぜそれをしょっちゅう無くすのかを調べる必要がある。」
一方でfind outは「見つける」や「調べる」という意味で物理的なものに対してではなく、目に見えないもの、つまり「情報」に対して使われます。例文を見ても分かる通り、浮気をしていたという情報、そしてレストランが開いているかという情報、どちらも情報に対して使われていますね。find outがよく使われる形については、find out that + 文「〜というのを見つける」やfind out + wh節が一般的でしょう。後者に関しては例えば、Can you find out why he stopped the project?「彼がなぜあの企画をやめたのか調べてくれる?」のように使うことができます。それ以外にもhowやwhatで応用できますね。
目的語に代名詞が来る場合は、必ずfind it outのように真ん中へ置くのが原則です。名詞であればfind out her email addressでもfind her email address outでもどちらでもよいです。
似たような表現
Discover
- 英文: “Scientists discovered a new planet in our solar system.”
- 日本語訳: 「科学者たちは私たちの太陽系内に新しい惑星を発見した。」
解説: 「Discover」は、新しい情報や事実を偶然または調査によって見つけ出すことを意味します。この用語は、科学的な発見やそれまで知られていなかった事実について話す際によく使用されます。
Uncover
- 英文: “The investigation uncovered evidence of corruption.”
- 日本語訳: 「その調査は腐敗の証拠を暴き出した。」
解説: 「Uncover」は、隠された事実や情報を明らかにする行為を指します。この表現は、何かが故意に隠されていた場合や、深い調査を通じて真実が明らかにされた場合に特に適しています。
Learn
- 英文: “I learned how to code in Python.”
- 日本語訳: 「私はPythonでコーディングする方法を学んだ。」
解説: 「Learn」は、新しい情報やスキルを習得するプロセスを示します。この表現は、「find out」と似ている点がありますが、より広範囲にわたる学習活動や習得プロセス全般を指します。学校での学びや自己啓発を通じて新しい知識や技術を身につける際に使われます。
押さえておきたいポイント
「find」と「find out」の使い分けのポイントは、単純に「見つける」行為か、「調査や学習を通じて何かを発見する」プロセスかの違いにあります。「find」はより直接的な発見を、「find out」は情報や事実の積極的な探求を意味します。
find outに関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事を通じて、「find」と「find out」の違いが明確になり、英語を話す際の自信がついたことでしょう。適切な状況でこれらの表現を使い分けることで、より正確で自然な英語コミュニケーションが可能になります。日々の学習でこれらの表現を積極的に使ってみましょう!
以上が”find”と”find out”の違いとその使い方【もの、それとも情報】でした。それではSee you around!
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