こんにちは、RYO英会話ジムです!
「hands are tied」は、「権限がない」「手が打てない」という意味で、何かをしたくても制約があって行動できないときに使います。
✅ 即答例文
👉 I’d love to help you, but my hands are tied.
→ 「助けたいけど、私には権限がなくてどうにもできないんです。」
このあと、さらに詳しく使い方や他の例をご紹介します!
ちなみに、「tied」という単語は他にもいろいろな表現に使われます!
ビジネスでよく使う 「tied up」 の意味や使い方 については、こちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。
👉 仕事で重宝する「tied up」の意味とその使い方
僕の失敗談:直訳したら意味がさっぱりわからなかった話
実は昔、僕も「hands are tied」という表現で大きな勘違いをしたことがあります。
ある日、海外の同僚に相談ごとをしたら、
👉 “Sorry, my hands are tied.”
と言われたんです。
当時の僕は英語を直訳するクセが抜けていなくて、頭の中で
「手が縛られてる?どういうこと?何か怪我でもしたの?」
と本気で心配してしまいました。
でも本当は、「権限がない」「どうにもできない」という意味だったんです。
この失敗のおかげで、「直訳では英語の本当の意味はつかめない」ということを痛感しました。今では笑い話ですが、こうした経験があるからこそ、表現の本当のニュアンスを伝えたいと思っています。
皆さんも、英語は直訳しすぎず、ニュアンスごと覚えるのがおすすめですよ!
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hands are tied の意味と使い方
「hands are tied」は、「権限がない」「手が打てない」 という意味を持つ英語表現です。直訳すると「手が縛られている」となりますが、実際には比喩的に使われ、「やりたくても制約やルールがあって行動できない」 状況を表します。
ビジネス、政治、日常会話など、さまざまな場面でよく登場する表現です。
使う場面はどんなとき?
- 上司や会社のルールで決定できないとき
- 契約や法律で動けないとき
- 個人的には助けたいけど立場的に無理なとき
たとえば、誰かにお願いをされたのに、自分の立場ではどうにもできないときなどに使います。
具体的な例文
✅ I’d love to help you, but my hands are tied.
→ 「助けたいんだけど、私には権限がなくてどうにもできないんだ。」
✅ The company’s hands are tied because of the contract.
→ 「その会社は契約があるから、どうすることもできない。」
✅ The police’s hands are tied by the lack of evidence.
→ 「警察は証拠不十分で手が打てない。」
“by” を使って理由を付け加えることが多い
「hands are tied」のあとには、by を使って「何によって動けないのか」という理由を続けることが多いです。
例えば:
- My hands are tied by company policy.
(会社の方針で動けない。) - Our hands are tied by legal restrictions.
(法的な制約で手が出せない。)
hands are tied を使ったシーン別会話例と自然に使うコツ
シーン① ビジネスで取引先からの値下げ交渉を断るとき
A: Can you give us a discount on this deal?
(この取引で値引きしてもらえませんか?)
B: I’d love to, but my hands are tied by company policy.
(ぜひそうしたいんですが、会社の方針でどうにもできないんです。)
✅ コツ: ビジネスの場では、「by company policy」など理由をセットで伝えると丁寧で誤解が少ないです。
シーン② プライベートで友達の頼みを断らざるを得ないとき
A: Can you lend me some money until next month?
(来月までお金を貸してくれない?)
B: I wish I could, but my hands are tied right now because of my own bills.
(貸してあげたいんだけど、今は自分の支払いで余裕がなくて無理なんだ。)
✅ コツ: I wish I could, but… の形で始めると、相手への気持ちを伝えつつ断ることができます。
シーン③ 警察や公的機関など“権限がない”場面で
A: Why don’t the police arrest him if he’s a suspect?
(彼が容疑者なら、なんで警察は逮捕しないの?)
B: Their hands are tied by the lack of evidence.
(証拠が足りなくて、警察も動けないんだよ。)
✅ コツ: ニュースや社会問題の話題でも使いやすく、by + 理由 の形をつけると説明がスムーズになります。
シーン④ 社内会議で意見を求められたとき
A: Do you think we should extend the deadline for this project?
(このプロジェクトの締め切りを延ばすべきだと思う?)
B: I’m afraid my hands are tied because I don’t have the authority to decide.
(申し訳ないけど、僕には決定権がないから何とも言えないんだ。)
✅ コツ: I’m afraid… を前に入れると、ビジネスシーンでより丁寧な言い方になります。
シーン⑤ お店で店員さんにお願いするとき
A: Can you give me a refund without the receipt?
(レシートなしで返金してもらえますか?)
B: Sorry, but my hands are tied. It’s store policy.
(申し訳ないですが、店の規則でどうにもできないんです。)
✅ コツ: 接客では、It’s store policy. のように理由を簡潔に添えると、相手に納得してもらいやすいです。
まとめのポイント
- 「hands are tied」は、やりたいけど事情でできないというニュアンスを込めるのがコツ!
- by + 理由 を一緒に使うとより具体的で伝わりやすい!
- 断るときでも柔らかく伝えたいときは、I wish I could… / I’m afraid… をプラスすると◎
こうした実際の会話例を真似して使うことで、表現がグッと自然になりますよ!
音声を聞いて練習しよう
同僚から…
あなたを助けたいと思いますが、私には権限がないのでできません。
会議で…
その企業は契約により(制限があるため)値段を下げることができない。
なぜ逮捕できないのか聞かれて…
警察はまだ彼を逮捕することができません。証拠不十分で手が打てないからです。
hands are tiedの理由を付け加える際に前置詞byも一緒によく使われます。
英語は「知ってる」だけじゃ使えない!アウトプットと改善がカギ
英語表現を覚えるのも大事ですが、実際に口に出して使ってみると、「あれ、思ったより出てこない…」「言い回しが合っているか不安…」 という壁にぶつかることが本当に多いものです。
僕自身もそうでしたが、英語はインプットだけでは身につかず、間違えながらアウトプットし、それを改善するプロセスが何より大事 だと感じています。
実際、RYO英会話ジムの生徒さんたちからも、
「自分の話し方のクセに気づけた」
「間違いをそのままにせず、すぐに修正できるのが大きかった」
「話すたびに自信がついた」
といった声を多くいただきます。
特に短期集中で取り組んだ方からは、「ただ単語や表現を覚えるのではなく、自分の伝えたいことをどう言うかを考えるようになった」 という大きな変化がありました。これは、「知っている英語」と「使える英語」の間にある溝を埋める感覚 なんです。
英語学習で悩んでいる方は、ぜひ一度アウトプットの場を体験してみてください!
また、他の受講生のリアルな声や変化もぜひ参考にしてみてくださいね!
👉 受講生の声はこちら(別タブで開きます)
「hands are tied」でよくあるNG表現パターン
英語表現は意味をそのまま直訳してしまうと、誤解や不自然さ が生まれることが多いものです。「hands are tied」も、日本人の学習者がやりがちなミスがいくつかあります。ぜひチェックしておきましょう!
① 直訳してしまい混乱する
- ❌ My hands are tied. → 手が縛られている。怪我?捕まったの?
→ 直訳すると物理的に「手が縛られている」イメージになってしまい、本来の「権限がない」「どうにもできない」という意味が伝わりません。
✅ 正しくは…
→ 「何かをしたいけど制限があってできない」という比喩表現だと理解することが大切です。
② 間違えて “tied up” を使ってしまう
- ❌ My hands are tied up.
→ 「tied up」は「忙しい」「他のことで手がふさがっている」という別の意味になり、誤解を招きます。
✅ 正しくは…
→ My hands are tied.
(どうにもできない、権限がない)
③ “tied down” を使ってしまう
- ❌ My hands are tied down.
→ 「tied down」は「(仕事・家庭などに)縛られて自由がない」というニュアンスで、別の状況を表します。
✅ 正しくは…
→ My hands are tied.
(制限があって動けない)
④ “are” を “is” にしてしまう
- ❌ My hand is tied.
→ 英語では hands(両手)を複数形 で言うのが自然です。単数にすると不自然に聞こえます。
✅ 正しくは…
→ My hands are tied.
⑤ by の使い方を忘れてしまう
- ❌ My hands are tied.(だけで終わってしまう)
→ もちろんこれだけでも通じますが、何によって手が縛られているのか理由を伝える方が自然 です。
✅ 正しくは…
→ My hands are tied by company policy.
(会社の方針でどうにもできない)
ポイント!
「hands are tied」は直訳ではなく、「制限があって動けない」という比喩表現 だと覚えましょう!また「tied up」「tied down」など似た単語は意味が異なるので要注意です。
こうした細かいところに気をつけるだけで、英語がグッと自然になりますよ!
「hands are tied」に似た英語表現と関連語彙
「hands are tied」と同じように、「どうにもできない」「制限があって動けない」 という状況を表す英語表現や関連語彙を知っておくと、表現の幅がぐっと広がります!
似た英語表現
Can’t do anything about it(どうすることもできない)
👉 I’m sorry, but I can’t do anything about the weather.
(ごめんなさい、天気のことはどうにもできません。)
✅ 「天候」や「外部要因」など、自分の力の及ばないことに使いやすい表現。
No choice(選択肢がない)
👉 I have no choice but to accept the decision.
(その決定を受け入れるしかない。)
✅ 「仕方ない」「他に道がない」というニュアンスを出したいときに便利。
Powerless(無力な)
👉 I feel powerless to help my friend.
(友達を助けたくても、どうすることもできなくて無力に感じる。)
✅ 感情的な「無力感」を伝えたいときにピッタリ。
Unable to act(行動できない)
👉 I’m unable to act until I get approval from my boss.
(上司の承認が下りるまで動けません。)
✅ ビジネスシーンでよく使う表現。
Up against a wall(追い込まれている)
👉 I’m up against a wall trying to finish this project.
(このプロジェクトを終わらせるのに追い込まれている。)
✅ 切羽詰まった状況を表す表現。
Between a rock and a hard place(板挟みの状態)
👉 I’m between a rock and a hard place because both choices are bad.
(どっちを選んでも辛い状況で板挟みなんだ。)
✅ 二つの選択肢がどちらも良くないときに使える表現。
Deadlock(行き詰まり)
👉 The negotiations have reached a deadlock.
(交渉は行き詰まっている。)
✅ ビジネスや政治の話題でよく使う単語。
関連語彙
- restrictions(制限)
There are too many restrictions to make changes.
(変更を加えるには制限が多すぎる。) - policy(方針)
My hands are tied by company policy.
(会社の方針でどうにもできない。) - authority(権限)
I don’t have the authority to make that decision.
(その決定を下す権限がない。) - limitations(限界、制約)
We have financial limitations.
(私たちは金銭的な制約がある。)
こうした表現を覚えておくと、「動きたいけど動けない」状況をより柔軟に表現 できますよ!英語の表現力アップにぜひ役立ててくださいね。
「hands are tied」練習クイズ
クイズ①
A: Can you help me change the schedule?
B: Sorry, my __________ are tied by the company rules.
どの単語を入れるのが正しいでしょう?
- a) hand
- b) hands
- c) tie
- d) tied
✅ 正解:b) hands
→ 英語では「hands(両手)」と複数形で言うのが自然です。単数の hand では不自然になるので注意!
クイズ②
次のうち「手が縛られていてどうにもできない」という意味になる英語表現はどれでしょう?
- a) My hands are tied.
- b) My hands are tied up.
- c) My hands are tied down.
- d) My hands are tie.
✅ 正解:a) My hands are tied.
→ tied up は「忙しい」、tied down は「縛られて自由がない(家庭や責任などで)」という意味で別の表現です。My hands are tie は文法的に誤りです。
クイズ③
次の英文の意味として正しいのはどれでしょう?
The police’s hands are tied by the lack of evidence.
- a) 警察は証拠が多すぎて忙しい。
- b) 警察は証拠不足で動けない。
- c) 警察は容疑者を助けている。
- d) 警察は犯人を逮捕した。
✅ 正解:b) 警察は証拠不足で動けない。
→ 「hands are tied」は「どうにもできない」という意味。ここでは証拠が不足していて行動できないことを表しています。
クイズ④
次のうち「hands are tied」と同じような意味を持つ表現はどれでしょう?
- a) Between a rock and a hard place
- b) Powerless
- c) Tie the knot
- d) Pull someone’s leg
✅ 正解:b) Powerless
→ Powerless は「無力な」という意味で、「どうにもできない」というニュアンスが「hands are tied」と似ています。a) は「板挟みの状態」、c) は「結婚する」、d) は「からかう」という意味で別の表現です。
ぜひ挑戦してみてくださいね!クイズでアウトプットすることで、覚えた表現がしっかり定着しますよ!
「hands are tied」に関するよくある質問(FAQ)
- 「hands are tied」ってどんな意味?
→ 「権限がない」「手が打てない」「行動できない」という意味です。制限があって動けない状況を表します。 - 直訳するとどうなるの?
→ 「手が縛られている」という意味ですが、比喩表現なので実際には「行動できない」というニュアンスです。 - 「hands are tied」はビジネスでも使える?
→ はい!ビジネスシーンで「会社の方針で動けない」などと言いたいときによく使います。 - 「tied up」とは違うの?
→ 違います!「tied up」は「忙しい」「手がふさがっている」という意味です。 - 「tied down」とも違うの?
→ はい!「tied down」は「(責任や家庭などに)縛られて自由がない」という意味です。 - 単数形で「hand is tied」でもいい?
→ いいえ。「hands are tied」と複数形・be動詞areを使うのが正しいです。 - 「hands are tied」の後に理由を付けたいときは?
→ by を使って「何によって動けないのか」を説明します。例:My hands are tied by company policy. - 似た意味の英語表現はある?
→ can’t do anything about it、powerless、no choice などがあります。 - 日常会話でも使える?
→ もちろん使えます!ビジネスだけでなく、友達や家族との会話でも自然に使えます。
まとめ
「hands are tied」は、「権限がない」「どうにもできない」 という意味で、ビジネスでも日常でもよく使われる表現です。直訳にとらわれず、比喩的な意味を理解することが大切です。似た表現や使い方のコツを覚えて、ぜひ実際の会話で使ってみてくださいね!
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