こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、ビジネスシーンで非常に役立つフレーズ「move up」に焦点を当て、その意味と効果的な使い方をご紹介します。この記事を通じて、皆さんの英語スキルが一歩前進することを願っています。それでは、さっそく深掘りしていきましょう。
目次
意味
「Move up」という表現には、いくつかの異なる意味や使い方がありますが、仕事の文脈で使われる場合、主に次のような意味で使われることが多いです。
- 昇進する、昇格する:個人が組織内でより高い地位や責任のある役職に進むことを意味します。たとえば、「He worked hard and finally moved up to manager」と言う場合、その人が努力の結果、マネージャーの地位に昇進したことを表します。
- 進行状況を早める、スケジュールを前倒しする:プロジェクトや会議などの予定を、元々の計画よりも早い時点で行うことを意味します。例えば、「The project deadline has been moved up by two weeks」と言う場合、プロジェクトの締切が2週間前倒しされたことを示します。
使う場面の例
- 昇進や昇格の文脈:「彼は素晴らしい成果を上げたので、次の評価期間にはmove upする可能性が高い」というように、個人の仕事の成果が認められ、将来的に昇進することを示唆する場合に使います。
- スケジュールの変更:「クライアントの要望で会議の日程をmove upする必要がある」というように、計画やスケジュールが変更され、何かを早めに行う必要が出てきた場合に使います。
どちらの意味も、仕事の進行や個人のキャリアの進展においてポジティブな変化を示す表現として用いられます。明確な文脈を持たせるためには、このフレーズを使う際に具体的な状況や結果を示す情報を加えると良いでしょう。
例文
同僚から…
ミーティングを1時に早めることできるかな?
上司から期限について…
期限を木曜日に早めてもいいかい?
友人から1時半にランチをしないかと誘われて…
このように日常の会話では計画を前倒しする際に使えます。
「昇進する」
今回は計画を変更するという意味のmove upをご紹介していますがシーンが変われば別の意味にもなります。現在より高いポジションに移る際にも使うことができます。以下例文をみてみましょう。
最近入社したばかりだった友人がマネージャーに昇格していて…
ここでは「〜が昇進する」という意味ですが、逆にmoveの直後に人を入れると「〜を昇進させる」という意味で使うこともできます。以下例文をみてみましょう。
誰がマイクを昇進させたのか上司に聞くと…
実は私が彼を昇進させたんだ。
このように仕事だと「計画を早める」や「昇進する」という意味で使うことができます。そのままの意味だと「上に移動する」ですがもちろんこちらも使えます。ものを上に移動するときになどに使いますよ。
ロールプレイ
プロジェクト会議のスケジュール変更
英文
Person A: “Due to the client’s request, we need to move up the project meeting initially scheduled for next Friday. How does everyone’s calendar look for an earlier date?”
Person B: “I can adjust my schedule to accommodate the change. Do we have a new target date in mind?”
Person A: “We’re aiming to move it to this Wednesday. That gives us two extra days to prepare for the client’s new requirements. Can everyone make it?”
Person B: “Wednesday works for me. I’ll make sure to rearrange my tasks to prioritize this meeting. Should we inform the client about the new schedule?”
和訳
A: “クライアントの要望により、来週の金曜日に予定していたプロジェクト会議を前倒しする必要があります。みんなのカレンダーは早めの日程で大丈夫ですか?”
B: “私はスケジュールを調整して変更に対応できます。新しい目標日は決まっていますか?”
A: “この水曜日に移すことを目指しています。これにより、クライアントの新しい要求に対応するために2日間余分に準備時間ができます。全員参加できますか?”
B: “水曜日は大丈夫です。この会議を優先するように私のタスクを再調整します。クライアントに新しいスケジュールを通知すべきですか?”
音声
昇進のお知らせ
英文
Manager: “I’m pleased to announce that, due to your outstanding performance, we’re planning to move you up to a senior position within the team.”
Employee: “That’s fantastic news! I’m truly grateful for this opportunity. When will the change take effect?”
Manager: “The promotion will officially start from next month. We’ll need to start transitioning your current responsibilities to another team member soon.”
和訳
上司: “あなたの卓越したパフォーマンスにより、チーム内であなたをシニアのポジションに昇進させる予定です、とお知らせできることを嬉しく思います。”
従業員: “それは素晴らしいニュースです!この機会を本当に感謝しています。変更はいつから有効になりますか?”
上司: “昇進は来月から正式に始まります。すぐにあなたの現在の責任を別のチームメンバーに移行し始める必要があります。”
これらの例は、プロジェクト会議のスケジュール変更と個人の昇進のお知らせという、仕事の文脈で「move up」を使用する2つの典型的なシナリオを示しています。
音声
似た英語表現
「Move up」に似た英語表現には、「advance」「promote」、そして「escalate」があります。これらの語彙も仕事の文脈で使用されることがあり、似たような意味合いを持つことが多いですが、それぞれ微妙に異なるニュアンスを持っています。
1. Advance
意味:
一般的には、「前進する」「進歩する」を意味し、キャリアの進展やスキルの向上など、ポジティブな変化や進行を指します。
例文:
英文: “She is looking to advance in her career by taking on more challenging projects.”
和訳: “彼女は、より挑戦的なプロジェクトを引き受けることで、自分のキャリアを進めようとしています。”
2. Promote
意味:
「昇進させる」「促進する」を意味し、特に仕事の文脈では個人がより高い役職や地位に上がることを指します。
例文:
英文: “Due to his excellent performance, he was promoted to director.”
和訳: “彼の優れたパフォーマンスのため、彼はディレクターに昇進しました。”
3. Escalate
意味:
「エスカレートする」は、通常は状況がより深刻または重大な段階へと進むことを指しますが、ビジネスの文脈では、プロジェクトや問題がより高い優先度や注意度を要するレベルへと移行することも意味することがあります。
例文:
英文: “The issue has been escalated to the senior management for immediate attention.”
和訳: “この問題は、直ちに注意を払うために上級管理職へとエスカレートされました。”
解説:
これらの表現は、いずれも進行、向上、またはレベルアップを示すものですが、使用される文脈によって異なるニュアンスを持ちます。「Advance」と「promote」はキャリアの進展や職位の昇進に関連しやすいのに対し、「escalate」は問題や状況がより重大な段階に移ることを指すことが多く、時には緊急性や対応の必要性を伴います。それぞれの単語が持つ特定の意味を理解し、適切な文脈で使用することが重要です。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が仕事で重宝する”move 〜 up”の意味とその2つの使い方でした。それではSee you around!
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