こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
結論から言うと、
- try to do → 「努力して〜する」(達成しようと頑張る)
- try doing → 「試しに〜してみる」(方法やアイデアを試す)
即答例文
- I’ll try to finish this report by tomorrow.
(明日までにこのレポートを終わらせようと努力します) - Try adding some lemon to the soup.
(スープにレモンを加えてみて)
意味は似ていますが、「try to do」は困難や挑戦に向かうとき、「try doing」は新しい方法をテストするときに使います。
それでは、この2つの使い分けをさらに詳しく見ていきましょう。
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「forget to〜」と「forget 〜ing」の違いも、実は“try to / try -ing”と同じようにニュアンスの差で使い分けが変わります。忘れたのが「行動そのもの」なのか、「行動した記憶」なのかで、英語表現はまったく変わります。こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
👉 「forget to〜」と「forget 〜ing」の違いと使い方
こちらの動画も参考に!
- 1 僕の失敗談:「try to」ばかり使っていたあの頃
- 2 対象表現の「意味」と「使い方」だけサクッと整理
- 3 シーン別英会話と自然な使い方のコツ
- 4 音声を聞いて練習しよう
- 5 学びを“自分の言葉”に変えるために
- 6 よくあるNG表現パターン(日本人が起こしやすい「try to」と「try doing」の間違い)
- 7 似た英語表現と関連語彙
- 8 練習用クイズ
- 9 よくある質問(FAQ)
- 9.1 Q. 「try to do」と「try doing」の違いは何ですか?
- 9.2 Q. 「try to do」と「try doing」の使い分け方は?
- 9.3 Q. 「try doing」は失敗しても使えますか?
- 9.4 Q. 「try to do」は成功した場合にも使えますか?
- 9.5 Q. 「try to」と「try -ing」を間違えやすい場面は?
- 9.6 Q. 「attempt to do」と「try to do」の違いは?
- 9.7 Q. 「struggle to do」はどんなときに使いますか?
- 9.8 Q. 「manage to do」はどういうときに使うの?
- 9.9 Q. 「consider doing」と「plan to do」の違いは?
- 9.10 Q. アウトプット練習で「try to」と「try doing」の使い分けを身につけるには?
- 10 まとめ
僕の失敗談:「try to」ばかり使っていたあの頃
英語を学び始めた頃、僕は何でもかんでも try to を使っていたんです。
例えば、友達に「このアプリ使ってみたら?」と英語で言いたくても、ついこう言っていました。
Try to use this app.
一見間違いではないのですが、この場合は「努力して使う」ではなく、「試しに使ってみる」というニュアンスの方が自然です。つまり、正しくは “Try using this app.” と言うべきなんですよね。
当時の僕は、この微妙なニュアンスの違いを知らず、ビジネスの場でも友人との会話でもずっと try to を使い続けていました。その結果、相手がちょっと首をかしげたり、伝わり方が堅くなってしまうことも…。
なぜこの失敗が起きたのか?
- 中学や高校で「〜してみる=try to」とだけ習った記憶が強く残っていた
- 日本語だと「試す」も「努力する」も同じ「〜してみる」と言えるため、頭の中で整理されていなかった
- ネイティブの会話に触れる機会が少なく、実際の使い分けを耳で覚える経験がなかった
克服のコツ(Tips)
- シチュエーションで覚える
- 困難や挑戦 → try to do
- 新しい方法や実験 → try doing
- 例文をペアで覚える
- I’ll try to wake up earlier.(努力)
- Try setting your alarm 10 minutes earlier.(試す)
- 実際に使ってみる
- オンライン英会話やSNS投稿で、あえて try doing を意識して使うと定着しやすいです。
学びポイント
僕のように try to だけに頼ってしまうと、表現の幅が狭まり、ニュアンスが伝わらなくなります。文脈に応じて try to と try doing を切り替えることが、自然な英会話の第一歩です。
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対象表現の「意味」と「使い方」だけサクッと整理
try to do
- 意味:(困難を伴って)〜しようと“努力する”
- 使い方の目安:目標達成・チャレンジ・うまくいかない可能性がある場面
例文
- I’ll try to finish the report by 5.
(5時までにレポートを終わらせようと努めます) - I’m trying to learn Spanish, but it’s hard.
(スペイン語を学ぼうとしてるけど、難しい) - Please try to be on time.
(時間どおりに来るようにしてね) - She tried to call you, but the line was busy.
(彼女は電話しようとしたけど回線が混んでいた) - I tried to open the door, but it wouldn’t open.
(ドアを開けようとしたけど、開かなかった)←未達成のニュアンス
try doing
- 意味:(方法として)試しに〜してみる=“テストする”
- 使い方の目安:代替案の提案・トラブルシューティング・改善の試み
例文
- Try restarting your phone.
(再起動を試してみて) - If you can’t sleep, try drinking warm milk.
(眠れないなら温かいミルクを飲んでみて) - Try using a different browser.
(別のブラウザを使ってみて) - We tried offering a free trial, and sign-ups increased.
(無料トライアルを試したら、登録が増えた) - I tried opening the window to get some air.
(空気を入れるために窓を開けてみた)←方法を試すニュアンス
コアの違い(ひと言で)
- try to do=努力/達成を目指す(できないこともある)
- try doing=方法を試す/効果を確かめる
※同じ「試す」でも、“努力”なら try to、”方法のテスト”なら try -ing を選ぶのが基本です。
シーン別英会話と自然な使い方のコツ
1. 仕事の締め切り(try to do=努力)
シーン:上司に進捗を聞かれたとき
A: How’s the report going?
(レポートの進み具合はどう?)
B: I’ll try to finish it by 5 p.m., but I might need a little more time.
(午後5時までに終わらせるよう努力しますが、もう少し時間が必要かもしれません)
自然なコツ
- 「努力する」場面では try to do。結果がどうなるかはまだ不確定。
- ビジネスでは「できる限り〜します」という柔らかい表現になる。
2. 問題解決の提案(try doing=方法を試す)
シーン:パソコンが動かない同僚へのアドバイス
A: My laptop froze again.
(またパソコンが固まっちゃった)
B: Try restarting it. That usually fixes the problem.
(再起動してみて。たいていそれで直るよ)
自然なコツ
- 方法を提案するときは try doing。
- 「やってみて効果があるか見よう」というニュアンス。
3. 健康アドバイス(try doing)
シーン:眠れない友人へのアドバイス
A: I couldn’t sleep at all last night.
(昨夜まったく眠れなかったよ)
B: Try drinking some warm milk before bed. It might help you relax.
(寝る前に温かいミルクを飲んでみて。リラックスできるかも)
自然なコツ
- 日常のちょっとしたアドバイスや習慣改善でも try doing が自然。
4. 個人的な挑戦(try to do)
シーン:ジムで友人に近況を報告
A: You look tired. Everything okay?
(疲れてるみたいだけど、大丈夫?)
B: I’m trying to run 5 kilometers every day, but it’s tough.
(毎日5キロ走ろうと頑張ってるんだけど、きついよ)
自然なコツ
- 「挑戦しているけど大変」というニュアンスを出すのは try to do。
5. 家事の工夫(try doing)
シーン:料理の味付けを相談
A: The soup tastes a bit bland.
(スープがちょっと味気ないね)
B: Try adding a little lemon juice.
(レモン汁を少し加えてみて)
自然なコツ
- 味付けや調理方法など、小さな改善案は try doing がぴったり。
音声を聞いて練習しよう
- try -ing
友人へ…
油の代わりにバターを使ったことある?
うん、あるよ。美味しかったよ。
ダイエット中に…
夜中の12時になって…
さっき仮眠したけど、もう一回寝てみるわ。
壊れかけの機械に…
夫へ…
英語が得意な友人へ…
英語の本を読んでるんだけど、少しだけしか理解できないよ。
学びを“自分の言葉”に変えるために
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よくあるNG表現パターン(日本人が起こしやすい「try to」と「try doing」の間違い)
1. 「試しに〜してみて」でも try to を使ってしまう
- NG:Try to add some salt to the soup.
(意味:塩を加える努力をして → 不自然) - OK:Try adding some salt to the soup.
(意味:試しに塩を加えてみて → 自然) - ポイント:新しい方法を提案する場合は try doing。
2. 「努力」を表す場面で try doing を使ってしまう
- NG:I’m trying waking up early every day.
(意味:毎日早起きを試している → 習慣づけの努力には不自然) - OK:I’m trying to wake up early every day.
(意味:毎日早起きしようと努力している) - ポイント:継続的なチャレンジや達成目標は try to do。
3. 成功の可否が重要な場面で try doing を使う
- NG:She tried calling you, but it didn’t work.(×文脈によっては曖昧)
- OK:She tried to call you, but the line was busy.
- ポイント:結果が「成功 or 失敗」で明確になる場合は try to do が適切。
4. 命令や指示をすべて try to にしてしまう
- NG:Try to press the button.
(努力して押す?という変なニュアンス) - OK:Try pressing the button.
(押してみて → 動くか様子を見る) - ポイント:その場で試す動作なら try doing。
5. 日常の軽い提案を try to にしてしまう
- NG:Try to wear a jacket. It’s cold outside.
(着る努力をして → 不自然) - OK:Try wearing a jacket. It’s cold outside.
(ジャケットを着てみて → 快適になるか試す) - ポイント:軽い助言や提案は try doing で自然に。
似た英語表現と関連語彙
1. attempt to do
- 意味:よりフォーマルに「〜しようと試みる」
- 自然に使うコツ:ビジネスや公式な文書で「努力する」「試みる」を表現するときに使う。
- 会話例
A: The team attempted to finish the project ahead of schedule.
(チームは予定より早くプロジェクトを終わらせようと試みました)
B: That must have been challenging.
(それは大変だったでしょうね)
2. struggle to do
- 意味:困難を伴って何かをする/苦労する
- 自然に使うコツ:難易度や障害の強調に最適。
- 会話例
A: I’m struggling to understand this new software.
(この新しいソフトの理解に苦労しています)
B: Try watching some tutorials.
(チュートリアル動画を見てみたら?)
3. manage to do
- 意味:困難にも関わらず「なんとか〜できた」
- 自然に使うコツ:成功した事実を伝えるときに使う。
- 会話例
A: I managed to fix the issue without calling IT support.
(ITサポートに連絡せずに問題を直せました)
B: Impressive!
(すごいですね!)
4. consider doing
- 意味:「〜することを検討する」
- 自然に使うコツ:決断前の柔らかいニュアンスを出すときに便利。
- 会話例
A: I’m considering taking an online course in marketing.
(マーケティングのオンライン講座を受けようかと考えています)
B: That sounds like a great idea.
(それはいい考えですね)
5. plan to do
- 意味:「〜する予定・計画を立てる」
- 自然に使うコツ:未来の行動を具体的に話すときに使う。
- 会話例
A: We plan to launch the new product in October.
(10月に新商品を発売する予定です)
B: I’m looking forward to it.
(楽しみにしています)
練習用クイズ
Q1. 次の文の( )に最も自然な形を入れてください。
I couldn’t sleep last night, so I decided to ( ) drinking warm milk.
- try to
- try
- try doing
解説:ここは「方法を試す」ニュアンスなので try doing が適切。try to にすると「努力して飲む」という不自然な意味になる。
Q2. 次の文の( )に最も自然な形を入れてください。
We ( ) to finish the report by tomorrow, but it was impossible.
- tried doing
- tried to
- plan to
解説:「努力したが達成できなかった」状況なので tried to を使う。失敗や困難のニュアンスが重要。
Q3. 次の文の( )に最も自然な形を入れてください。
If the current plan doesn’t work, we could ( ) changing our strategy.
- consider doing
- attempt to
- try to
解説:consider doing は「〜することを検討する」という意味。まだ実行していない段階なのでこの表現が自然。
Q4. 次の文の( )に最も自然な形を入れてください。
She finally ( ) pass the driving test after several attempts.
- managed to
- struggled to
- tried doing
解説:manage to は「困難にもかかわらず〜できた」という成功を強調する表現。数回の挑戦の末、合格した文脈に合う。
Q5. 次の文の( )に最も自然な形を入れてください。
They ( ) solve the problem by discussing it openly.
- attempted to
- try doing
- plan to
解説:attempt to は「試みる」をフォーマルに言う表現。ここでは問題解決を試みたことを表すのに適している。
よくある質問(FAQ)
Q. 「try to do」と「try doing」の違いは何ですか?
A. try to doは「困難を伴って〜しようと努力する」、try doingは「方法として試しに〜してみる」という意味です。前者は達成の可否が焦点、後者は効果を確かめるニュアンスがあります。
Q. 「try to do」と「try doing」の使い分け方は?
A. 目標達成やチャレンジにはtry to do、新しい方法や代替案のテストにはtry doingを使います。状況に応じて自然な方を選びましょう。
Q. 「try doing」は失敗しても使えますか?
A. はい。try doingは「試す行為」に焦点を当てるため、成功・失敗に関わらず使えます。結果よりも「試みた方法」が重要です。
Q. 「try to do」は成功した場合にも使えますか?
A. 使えます。try to doは「努力」そのものを示すため、達成できてもできなくてもOKです。ただし達成を強調したいときはmanage to doが適切です。
Q. 「try to」と「try -ing」を間違えやすい場面は?
A. 軽い提案や一時的な方法を伝えるときにtry toを使ってしまうのはよくあるミスです。その場合はtry doingが自然です。
Q. 「attempt to do」と「try to do」の違いは?
A. attempt to doは「試みる」をよりフォーマルに表現したもので、ビジネス文書や公式発表でよく使われます。日常会話ではtry to doが一般的です。
Q. 「struggle to do」はどんなときに使いますか?
A. struggle to doは「苦労して〜する」や「〜するのが大変」というニュアンスです。困難さを強調したいときに使います。
Q. 「manage to do」はどういうときに使うの?
A. manage to doは「困難にも関わらずなんとか〜できた」という意味です。成功した事実と努力の両方を強調します。
Q. 「consider doing」と「plan to do」の違いは?
A. consider doingは「〜することを検討する」、plan to doは「〜する予定・計画を立てる」です。前者はまだ決定前、後者は行動に移す前提です。
Q. アウトプット練習で「try to」と「try doing」の使い分けを身につけるには?
A. 実際に会話の中で繰り返し使い、間違いをその場で修正・改善することが重要です。RYO英会話ジムでは発言内容を見える化し、的確なフィードバックで正しい使い分けを定着させます。まずは無料体験レッスンで実感してください。
まとめ
この記事では、try to do と try doing の意味・使い分け・よくある間違い・関連表現・実践的な会話例まで、幅広く解説しました。
- try to do:困難を伴う「努力」や「挑戦」を表す
- try doing:方法や代替案を「試す」ニュアンス
また、attempt to do、struggle to do、manage to do などの関連表現も紹介し、自然に使いこなすためのコツも押さえました。
英語は「知っている」だけでは話せるようになりません。実際に会話で使ってみて、間違いを修正しながら定着させることが大切です。
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I’m trying to read a English book,
英語の本を読んでるんだけど、
これで合ってますか?上部の解説を読んで違うような
コメントいただきありがとうございます!わかりにくい訳になっておりすみません。別の訳だと、「洋書にトライしているんだけど、」といった感じになります。