こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は”speaking of 〜”の意味とその使い方【話題を紹介するときに】についてお話します。この記事を読めば今日より少し英語力がアップするかと思います。それではまいりましょう。
目次
意味
”Speaking of 〜”は「〜と言えば」や「〜のことだけど」という意味で、相手が言った内容の中の言葉に関連する新しい話題を紹介するときに使う英語表現です。〜の部分には例文のように「人」や「もの」を置き、文頭に持ってきます。また新しい話題を最初に紹介するときは、as for 〜「〜に関して」を使うようにしましょう。
使われる場面
- 話題の転換をするとき
会話の流れの中で、さりげなく新しい話題に移る際に使います。 - 意見や情報の追加
すでに話されているトピックに関連する追加情報や意見を提供したいときに便利です。 - 強調と関連付け
既に話されていることと関連するエピソードや事実を紹介する際に使って、話に深みを加えます。
場面別例文
場面: 友達が新しいカフェの話をしているとき
英語: “I love the new cafe on Main Street. Speaking of cafes, have you tried the new espresso bar downtown?”
和訳: 「メインストリートの新しいカフェが好きだよ。そういえば、ダウンタウンの新しいエスプレッソバーに行ったことある?」
場面: 映画について話しているとき
英語: “That movie was really exciting. Speaking of movies, did you know they’re making a sequel?”
和訳: 「あの映画、本当にワクワクしたね。映画と言えば、続編が作られるって知ってた?」
場面: 休暇の計画を立てているとき
英語: “We could visit the mountains this summer. Speaking of summer, we should check the festival schedule too.”
和訳: 「この夏は山に行くのもいいね。夏と言えば、フェスティバルのスケジュールもチェックしないとね。」
このフレーズを使うことで、会話がスムーズに進み、リラックスした雰囲気で話が展開します。
会話例
マイクはどこにいるか聞かれて…
彼は誕生日パーティーに出席しているよ。
誕生日のことだけど、私の誕生日は来週の金曜日なんだ。
使っているスマホの携帯ケースが可愛いと言われて…
ありがとう。リョウからもらったんだ。
テーブルにお金が置いてあって…
これあなたの?
「speaking of」と「talking of」の違いとは?
「speaking of」と「talking of」はともに会話中に特定のトピックを切り出すときに使われますが、使用頻度と文脈において若干の違いがあります。
使用頻度
- speaking of: このフレーズはよく使われ、特に北米の英語圏で一般的です。会話の流れをスムーズに保つために便利な表現として広く受け入れられています。
- talking of: イギリス英語でよく見られる表現で、北米ではあまり一般的ではありません。同じように話題を切り替える際に使われることがありますが、少しフォーマルな響きがあります。
文脈とニュアンス
- speaking ofとtalking ofはどちらも「〜について話しているといえば」という意味で、会話中に既に言及されているトピックに関連する新しい話題を導入する際に使用されます。しかし、ニュアンス的には大きな違いはありません。
- これらの表現は、話題にスムーズに移行するための道具として使われることが多く、話者が持っている情報や意見、関連する話題を自然に話し合いたい場合に便利です。
まとめ
基本的には、どちらの表現も似たような機能を持ちますが、地域によって使われる頻度が異なるため、聞き手がどの地域の英語に慣れているかに応じて選択すると良いでしょう。「speaking of」がより一般的で広く使われるため、国際的な文脈ではこちらを使う方が無難かもしれません。
「speaking of…」と似た表現
- By the way
「ところで」と訳されることが多く、新しい話題に切り替えたい時に使いますが、「speaking of…」よりも話題の転換が大きいです。 - On that note
「その件については」という意味で、会話の流れを自然に次のトピックに移行させる際に使われます。これは「speaking of…」と似ていますが、よりフォーマルな印象があります。 - That reminds me
「それで思い出したけど」と訳され、話題が思い出させた他の話題へと導くときに使います。「speaking of…」よりも個人的な経験や思い出を連想させる場合に用いられることが多いです。
表現の違い
- 使用場面: 「speaking of…」は既に話しているトピックに直接関連する追加情報を導入するときに使います。それに対して、「by the way」は新しい、あまり関連しない話題に飛ぶとき、または何かを付け加えたいときに便利です。
- フォーマリティ: 「on that note」はややフォーマルな状況での使用が適しており、ビジネスミーティングやプレゼンテーションでよく使用されます。「speaking of…」はもっとカジュアルな会話に適しています。
- 個人的なつながり: 「that reminds me」は話者の個人的な記憶や経験に基づく話題の導入に適しており、より親しみやすい会話で使われることが多いです。
これらの違いを理解することで、会話の流れや相手との関係性に応じて最も適した表現を選ぶことができます。
関連表現
「speaking of」の関連表現として特によく使われる「speaking of the devil」と「speaking of which」は、会話中に特定の状況や話題に巧みに言及する際に役立ちます。それぞれの表現の意味、使用例、そして和訳を解説します。
1. Speaking of the devil
意味:「話の種になっている人がちょうど現れたとき」に使います。日本語では「噂をすれば影」と同じような意味合いです。
例文:”Speaking of the devil, here comes John now!”
和訳:「悪魔の話をしていると、ほらジョンが来たよ!」
解説
この表現は、話題に上がっていた人がちょうどその場に現れた時に使われます。しばしば冗談めかして使われるため、会話を和やかにする効果もあります。ただし、相手がこの表現の背景を理解していない場合は、誤解を招く可能性もあるので注意が必要です。
2. Speaking of which
意味:この表現は「その話題に関連して」という意味で、先に言及された内容に基づいて新たな情報や関連する話題を紹介する際に使います。
例文:”We were discussing the new project budget. Speaking of which, I’ve just received the latest financial reports.”
和訳:「新しいプロジェクトの予算について話していたところだ。それに関連して、ちょうど最新の財務報告を受け取ったところだ。」
解説
「speaking of which」は、会話の流れを自然に次のポイントへと導く際に使われます。特に、先に話されたトピックから論点が派生している場合に効果的です。ビジネス会議や学術的な議論など、複数の情報が絡み合う状況で特に便利です。
これらの表現は、話者が会話中の話題に簡潔にかつ関連性を持って接続する手段を提供し、コミュニケーションをより流動的で関連性のあるものにします。
「話題」に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”speaking of 〜”の意味とその使い方【話題を紹介するときに】でした。それではSee you around!
コメントを残す