目次
はじめに
「Nice to meet you.」と「Nice meeting you.」の基本的な意味
英語の挨拶は、私たちのコミュニケーションにおいてとても重要な役割を果たします。中でも「Nice to meet you.」と「Nice meeting you.」は、特に日常会話でよく使われるフレーズです。これらのフレーズは一見似ていますが、実際には使う場面が異なります。この記事では、それぞれのフレーズの基本的な意味と使い方について詳しく説明していきます。
「Nice to meet you.」 「Nice to meet you.」は、日本語で言うと「お会いできてうれしいです」という意味です。このフレーズは、初めて誰かに会った時に使います。初対面の挨拶として、とても一般的な表現です。
例文:
- “Hi, I’m John. Nice to meet you.”
(こんにちは、私はジョンです。お会いできてうれしいです。)
「Nice meeting you.」 一方、「Nice meeting you.」は、「お会いできてよかったです」という意味です。このフレーズは、初めて会った人との別れ際に使います。つまり、初対面の人とお別れする時に「お会いできてよかったです」と伝えるための表現です。
例文:
- “It was great talking with you. Nice meeting you.”
(お話しできてよかったです。お会いできてよかったです。)
これで、基本的な意味が少しクリアになったと思います。次に、それぞれのフレーズを具体的にどのような場面で使うか、もう少し詳しく見ていきましょう。
「Nice to meet you.」とは?
使用する場面
「Nice to meet you.」は、初めて誰かに会ったときに使うフレーズです。このフレーズは、ビジネスシーンでもカジュアルな場面でも使われます。初対面の相手に対して、自分がその人に会えてうれしいという気持ちを伝えるための表現です。
例文とその解説
例文1:
- “Hi, I’m Lisa. Nice to meet you.”
- こんにちは、私はリサです。お会いできてうれしいです。
解説: この例文では、リサが初めて会った相手に自己紹介をし、その後に「Nice to meet you.」を使っています。初めて会った相手に対して、このように自己紹介の後に使うと自然です。
例文2:
- “Good afternoon, I’m Mr. Smith. Nice to meet you.”
- こんにちは、私はスミスです。お会いできてうれしいです。
解説: この例文では、スミスさんが初めて会った人に対して、丁寧な挨拶と自己紹介をしています。ビジネスシーンやフォーマルな場面では、少し丁寧な言い方をすることが多いです。
日本語でのニュアンス
「Nice to meet you.」の日本語でのニュアンスは「お会いできてうれしいです」です。このフレーズは、相手に対して好意的な気持ちを表すと同時に、礼儀正しい印象を与えます。初対面の際に使うことで、相手に対してポジティブな印象を持っていることを伝えることができます。
例えば、ビジネスの場面では、初めての取引先の人に会ったときに「Nice to meet you.」と言うことで、礼儀正しさをアピールできます。一方、友人の紹介で初めて誰かに会ったときにも「Nice to meet you.」と言えば、フレンドリーな印象を与えることができます。
このように、「Nice to meet you.」は初対面の場面でとても重要なフレーズです。次に、「Nice meeting you.」の使い方について詳しく見ていきましょう。
「Nice meeting you.」とは?
使用する場面
「Nice meeting you.」は、初めて会った人との別れ際に使うフレーズです。このフレーズは、すでにその人と話したり交流した後に、その出会いが良かったことを伝えるために使います。ビジネスでもカジュアルな場面でも使えますが、主に会話の終わりに使われることが多いです。
例文とその解説
例文1:
- “It was great talking with you. Nice meeting you.”
- お話しできてよかったです。お会いできてよかったです。
解説: この例文では、会話が終わる際に「Nice meeting you.」を使っています。相手との会話が楽しかったことを伝えた後で、このフレーズを使うと、相手に対する感謝や好意がより明確に伝わります。
例文2:
- “Thank you for your time today. Nice meeting you.”
- 今日はお時間をいただきありがとうございました。お会いできてよかったです。
解説: この例文では、ビジネスの場面での使用例です。ミーティングや打ち合わせが終わった後に「Nice meeting you.」を使うことで、相手に対する感謝の気持ちと共に、良い印象を残すことができます。
日本語でのニュアンス
「Nice meeting you.」の日本語でのニュアンスは「お会いできてよかったです」です。このフレーズは、相手との出会いが楽しかったり、有意義だったことを伝える表現です。会話や交流が終わるタイミングで使うことで、相手に対してポジティブな気持ちを残すことができます。
例えば、初めて会った人との会話が終わった後に「Nice meeting you.」と言うと、その会話や出会いが良いものであったことを相手に伝えることができます。ビジネスの場面では、ミーティングの後に使うことで、プロフェッショナルかつ好印象を与えることができます。
このように、「Nice meeting you.」は、初めて会った人との別れ際に使う大切なフレーズです。次に、二つのフレーズの違いについて詳しく見ていきましょう。
音声付き例文
出会い際に…
やぁ、はじめまして。リョウです。
こちらこそ初めまして。アイヴァンです。
初対面の人との別れ際に…
“Nice to meet you.”は出会い際に使う
まず”(It is ) Nice to meet you.”ですがこちらは出会い際に使います。しかしなぜ出会い際に使われるのでしょうか。多くのサイトではここまで説明していません。でもこれにはちゃんと理由があります。
不定詞にわけが隠されている
基本的な不定詞の考え方として「不定詞=未来志向」というのがあります。しかし今回紹介している不定詞は、例外として考えましょう。文法用語になりますが不定詞の結果用法が使われています。砕いていうと”to 〜”の部分が出来事の原因を表すのに対して、その結果が”to”の直前にきます。(原因)”to meet you”「会って」→(結果)”nice”「素晴らしい」=「はじめまして。」となります。”I’m happy to see you.”「会えてうれしいです。」も同じ。原因の部分が”to see you”「会って」結果が”happy”「うれしい」です。会えた結果ハッピーになったんです。
"It was nice to see you."であれば別れ際にもOK
あなたがいつも使う、”Nice to meet you.”というのは、文頭に”It is”という現在形が省略された状態です。これを過去形”It was”にすれば、別れ際に「お会いできてよかったよ。」という意味として使うこともできます。イメージ的には会った瞬間のことを思い返すような感じです。
“Nice meeting you.”は別れ際に使う
一方で、”( It was ) Nice meeting you.”は別れ際に使って、「会えてよかったです。」という意味になります。ではなぜ別れ際に使われるのでしょうか。それは“meeting”に謎が隠されています。ではみていきましょう。
体験したことは動名詞で表せる
この”meeting”は動名詞(動詞+ingで名詞の働きをするもの)です。動名詞にはすでに体験した出来事を表すことができます(それだけではありませんが)。例えば一番身近なので言うとこんな感じ。
趣味は何か聞かれて….
映画を見るのが大好きです。
最後に彼をいつ見たか聞かれて…
彼をABC公園で見たのを覚えているよ。
“watching movies”はマイクが体験したこと。そして”seeing him at ABC park”というのも、リョウが経験したこと。今回の”Nice meeting you.”も同じです。「会えて」の部分は経験したこと。なので動名詞が使われています。
二つのフレーズの違い
初対面 vs 別れ際
「Nice to meet you.」と「Nice meeting you.」の最も大きな違いは、使う場面です。
- 「Nice to meet you.」: 初めて誰かに会った時に使います。このフレーズは、初対面の相手に対して、自分がその人に会えてうれしいという気持ちを伝えるための表現です。
- 「Nice meeting you.」: 初めて会った人との別れ際に使います。このフレーズは、すでにその人と話したり交流した後に、その出会いが良かったことを伝えるための表現です。
実際の会話での使い分け
シチュエーション1: 初対面の挨拶
あなたが初めてのビジネスミーティングで新しいクライアントに会う場面を想像してください。
会話例:
- A: “Hello, I’m Sarah from ABC Company. Nice to meet you.”
(こんにちは、ABC社のサラです。お会いできてうれしいです。) - B: “Nice to meet you too, Sarah. I’m John from XYZ Inc.”
(私もお会いできてうれしいです、サラ。XYZ社のジョンです。)
この場合、サラとジョンは初めて会うので「Nice to meet you.」を使います。
シチュエーション2: 別れ際の挨拶
ミーティングが終わり、サラとジョンが別れる場面を想像してください。
会話例:
- A: “Thank you for your time today, John. Nice meeting you.”
(今日はお時間をいただきありがとうございました、ジョン。お会いできてよかったです。) - B: “Nice meeting you too, Sarah. Let’s keep in touch.”
(私もお会いできてよかったです、サラ。今後もよろしくお願いします。)
この場合、ミーティングが終わり、サラとジョンが別れるので「Nice meeting you.」を使います。
シチュエーション3: カジュアルな場面での使い分け
友達の紹介で新しい友達に会う場面を想像してください。
初対面の会話例:
- A: “Hi, I’m Emily. Nice to meet you.”
(こんにちは、私はエミリーです。お会いできてうれしいです。) - B: “Nice to meet you too, Emily. I’m Alex.”
(私もお会いできてうれしいです、エミリー。アレックスです。)
別れ際の会話例:
- A: “It was fun hanging out with you, Alex. Nice meeting you.”
(一緒に過ごせて楽しかったです、アレックス。お会いできてよかったです。) - B: “Nice meeting you too, Emily. See you soon!”
(私もお会いできてよかったです、エミリー。また会いましょう!)
このように、「Nice to meet you.」は初対面の挨拶として使い、「Nice meeting you.」はその人と過ごした時間が終わる際の別れの挨拶として使います。シチュエーションに応じて使い分けることで、自然な英会話ができるようになります。
まとめ
ニュアンスを理解するのは今後の財産になる
これらの違いをただ丸暗記して覚えておけばいい話です。でもなぜそうなるのかを理解してみましょう。それは遠回りのように見えて近道です。長い目でみるとそうやってニュアンスを理解していったほうが、一生モノの英語を身につけることができます。
簡単なおさらい
「Nice to meet you.」と「Nice meeting you.」の違いについて学んできました。簡単におさらいすると:
- 「Nice to meet you.」は、初めて誰かに会ったときに使います。このフレーズは、初対面の相手に対して、自分がその人に会えてうれしいという気持ちを伝えるためのものです。
- 「Nice meeting you.」は、初めて会った人との別れ際に使います。このフレーズは、すでにその人と話したり交流した後に、その出会いが良かったことを伝えるためのものです。
これらのフレーズを適切に使い分けることで、英会話のスキルがさらに向上します。
読者への感謝
最後までこの記事を読んでいただき、ありがとうございます。少しでも皆さんの英語学習のお役に立てれば幸いです。
この記事に関する質問や感想がありましたら、ぜひコメント欄に書き込んでください。また、他にも知りたい英語フレーズや表現があれば、お気軽に教えてください。皆さんからのフィードバックをお待ちしています!
今後も一緒に楽しく英語を学びましょう!
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