こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。最近、ビジネスの場面でよく耳にするフレーズ、「I’m working on it.」。これは直訳すると「それに取り組んでいます」という意味で、ビジネスコミュニケーションにおいて非常に重要な表現です。このフレーズを使いこなすことで、自分の進捗状況を適切に伝えることができ、信頼感を築くことができます。それではまいりましょう。
目次
“I’m working on it”の意味と使い方
部下に…
今取り組んでます。もう終わりますよ。
「新しい戦略を考えてみてください。」と言われて…
- 英文: “The report isn’t finished yet, but I’m working on it.”
- 日本語訳: 「レポートはまだ完成していませんが、取り組んでいます。」
- 英文: “I haven’t resolved the issue yet, but I’m working on it diligently.”
- 日本語訳: 「問題はまだ解決していませんが、一生懸命取り組んでいます。」
- 英文: “I know you need the updated figures. I’m working on it and will have them to you by this afternoon.”
- 日本語訳: 「更新された数字が必要なことは承知しています。取り組んでおり、今日の午後までにはお渡しします。」
“work on 〜”は「〜に取り組む」という意味です。“I’m working on it.”だと、「取り組んでいる最中です。」や「やっている最中です。」という感じになりますね。抽象的には、何かを生産したり、改善するために何かに打ち込むときに使い、特に、上司や同僚が進捗を聞いてきたときに、簡単に返答する際、プロジェクトやタスクに取り組んでいる際に使われることが多いです。
使う場面
「I’m working on it.」は、以下のようなビジネスシーンで特に有効です。
- プロジェクトの進捗を尋ねられたとき: 上司やクライアントがプロジェクトの状況を尋ねてきた際に、進行中であることを伝えます。
- 締め切り前のタスクについて問い合わせられたとき: 締め切りが迫っている作業についての進捗を確認された際に、取り組んでいる最中であることを示します。
- 解決が必要な問題に対処しているとき: 特定の問題やトラブルシューティングに対応している状況で、解決に向けた作業が進行中であることを伝える際に使います。
このフレーズは、単に「取り組んでいます」と伝えるだけでなく、積極的に問題解決やタスクの完了に向けて動いているという姿勢を示すためにも有効です。そのため、ビジネス環境におけるコミュニケーションにおいて、このフレーズは非常に重宝されます。
前置詞onを使う理由
前置詞onは、時間や場所に使ったりするのは、よく知られています。でも、この”on”はなんでしょう。実は、”on”は「連続性」も表すことができます。実はあなたも常日頃この「連続性」をもつ”on”を使っています。
残業ばかりする部下へ…
どうでしょう。イメージはわきましたか。オフは仕事をしていないとき。そして、オンは仕事をしているときです。このように何かをしているという連続性を表現することができます。もう少しいうと、こんな表現もあります。”on and off”は「途切れ途切れ」や「断続的」。また、”on and on”というと「えんえんと」や「どんどん」。いかがでしょうか。だいぶ”on”の「連続性」がイメージできるようになりましたか。
応用編!使える例文3選
では、ここから応用です。会話では、”I’m working on it.”だけが使われるわけではありません。その他にも、形を変えてよく使われる文を紹介しますね。
- レポート提出が終わったか聞かれて…
まだやっている最中です。
- 何の作業をやっているか聞きたくて…
何に取り掛かっていますか?
- 何の作業をしているか聞かれて…
今新しい企画に取り掛かっています。
もちろん”it”以外に置き換えてつかうこともできます。
似たような表現
On it
「それに取りかかっています」
例文: “Don’t worry, I’m on it and will ensure it’s done on time.”「心配しないでください、それに取りかかっており、時間通りに完了させます。」
It’s in progress
「進行中です」
例文: “The software update? It’s in progress and should be ready soon.”「ソフトウェアの更新ですか?進行中で、間もなく準備が整います。」
Working towards a solution
「解決に向けて取り組んでいます」
例文: “We haven’t fixed the bug yet, but we are working towards a solution.” 「バグはまだ修正していませんが、解決に向けて取り組んでいます。」
関連する語彙
これらの単語は、ビジネスコミュニケーションにおいて特に頻繁に使われ、効果的なコミュニケーションを構築するための基本的な要素となります。
Prioritize (優先する)
- “I’m working on prioritizing the tasks to ensure we meet the deadline.”
- 和訳:「締切を守るために、タスクの優先順位付けに取り組んでいます。」
ここでの“prioritize”は、複数のタスクや仕事の中で、特に重要なものや緊急なものを選び出し、順位をつけるという意味です。ビジネスの中で、限られた時間やリソースの中で効果的に作業を進めるためには、優先順位をつけることが不可欠です。
Optimize (最適化する)
- “Our team is working on optimizing the workflow for better productivity.”
- 和訳:「より良い生産性を得るために、チームでワークフローの最適化に取り組んでいます。」
“Optimize”は、何かをより効率的で効果的にするために調整・改良することを指します。ビジネスのコンテキストでは、プロセスや業務の最適化は、組織全体のパフォーマンス向上に繋がります。
Revise (見直す)
- “I’ve received your suggestions, and I’m working on revising the proposal accordingly.”
- 和訳:「あなたの提案を受け取り、提案書をそれに応じて見直す作業に取り組んでいます。」
“Revise”は、文章や計画などを注意深く見直し、必要に応じて修正することを指します。この語はビジネス文書やプレゼンテーションの改善に使われ、他者の意見やフィードバックに基づいて内容を修正する際に重宝されます。
押さえておくべきポイント
- 具体性が大事: 「I’m working on it.」だけでなく、進捗状況や計画の具体的な部分を伝えることが重要です。
- 適度な頻度で更新: 長い間同じことを言わず、一定の頻度で進捗の更新を行うことで信頼を築けます。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。「I’m working on it.」はビジネスコミュニケーションにおいて非常に役立つフレーズです。適切に使いながら、進捗状況を的確に伝え、信頼感を築くことができます。是非このフレーズをマスターして、効果的なビジネス英会話に活かしてみてください!それではSee you around!
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