- 1 「I'm doing it.」で失敗!? 意外とありがちな学習ミス
- 2 「I'm working on it.」ってどんな意味?
- 3 "work on ~" の意味と使い方
- 4 「I'm working on it.」が活きるビジネスシーン
- 5 前置詞 "on" の深い意味とは?
- 6 シーン別:会話例&和訳付き
- 7 自然に使いこなすコツ3選
- 8 実践でこそ英語は身につく。RYO英会話ジムの強みとは?
- 9 音声を聞いて練習しよう
- 10 「I'm working on it.」に似た英語表現と関連語彙
- 11 関連語彙も覚えておこう!
- 12 ✅ 「I'm working on it.」練習クイズ(全3問)
- 13 ❌「I'm working on it.」に関するよくあるNG表現パターン
- 14 ✅ まとめ
- 15 📝 この記事のまとめ
「I’m doing it.」で失敗!? 意外とありがちな学習ミス
英語学習をしていると、意味が似ている表現をうっかり使ってしまうことってよくありますよね。
実は私の生徒さんの中にも、「I’m working on it.」を使おうとして、“I’m doing it.” と言ってしまい、相手に誤解されたというケースがありました。
◆ 実際のエピソード
ある生徒さんが、職場の上司からプロジェクトの進捗を聞かれたとき、こう答えたそうです。
上司:
“How’s the project going?”生徒さん:
“I’m doing it!”
すると、上司の表情がちょっと曇り気味に…。
理由を聞いてみると、“I’m doing it.” は「今まさに実行中」という意味が強く、
この場面では「作業している最中ですよ」と伝えたかったのに、「もう作業を開始して完了間近」に聞こえてしまったとのこと。
◆ 似ているけど、ニュアンスが違う!
- I’m working on it. → まだ完成していないけど、取り組んでいます(進行中)
- I’m doing it. → 今やっています!もう動いてます!(すでに実行段階)
この違い、ほんの少しの表現の差ですが、ビジネスの現場では大きな誤解につながることもあります。
◆ この失敗から得られた学び
この生徒さんは、その出来事をきっかけに、「ちゃんと伝わる英語とは何か?」を意識するようになったと話してくれました。
「間違えたことで、“英語は単語だけじゃなく、ニュアンスも大事なんだ”って気づけたのが大きかったです。今は表現を使う前に、“この文脈に合ってるかな?”って少し考えるクセがつきました。」
まさに失敗があったからこそ、深い学びが得られた好例ですよね。
💡「I’m working」「I’ve been working」「I work」ってどう違うの?
英語で「働いています」と言いたいとき、実は表現によってニュアンスや伝わる印象が変わります。
現在進行形・現在完了進行形・現在形、それぞれの使い方と違いをわかりやすく解説した記事はこちら👇
👉 I’m workingとI’ve been working、そしてI workの違いを徹底解説!
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「I’m working on it.」ってどんな意味?
こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
今回は、ビジネスの現場でよく使われる英語フレーズ「I’m working on it.」をご紹介します。
直訳すると「それに取り組んでいます」という意味ですが、仕事の進捗をスマートに伝えるためにとても便利な表現なんです。
この一言を自然に使いこなせるようになると、自分の状況を相手にしっかり伝えることができて、信頼感アップにもつながります。
それでは、一緒に見ていきましょう!
“work on ~” の意味と使い方
まずは基本から。
“work on ~” は「〜に取り組む」という意味の表現です。
たとえば「I’m working on it.」なら、「今まさに取り組んでいます」といったニュアンスになります。
この表現は少し抽象的ですが、何かを作ったり、改善したり、問題解決に向けて動いているときにぴったりです。
特に、上司や同僚に進捗を聞かれたときに、サクッと答える場面でよく使われます。
「I’m working on it.」が活きるビジネスシーン
「I’m working on it.」は、以下のようなシーンでとても役立ちます。
● プロジェクトの進捗を聞かれたとき
上司やクライアントから「どうなってる?」と聞かれたら、
「I’m working on it.」で“ちゃんと進めてますよ”という印象を与えることができます。
● 締め切り前のタスクについて確認されたとき
まだ完了はしていないけれど、進めていることをしっかり伝えられます。
安心感を与えつつ、信頼関係も築けるフレーズです。
● 問題対応中のとき
トラブル対応などで「今、対応中です」と言いたいときにも使えます。
「ただ待ってるだけじゃなく、動いてますよ」という前向きな姿勢を示せます。
このように、「I’m working on it.」は、“今まさに行動中”というポジティブな印象を与えるフレーズなんですね。
前置詞 “on” の深い意味とは?
さて、ここでちょっと気になるのが なぜ “on” を使うのか? ということ。
普段、”on” は「〜の上に」や「〜の日時に」などの意味で覚えている方も多いと思いますが、
実はもう一つ、「連続性・継続性」を表す役割もあるんです。
たとえば、よく聞くこのセリフ。
「仕事はオンとオフの切り替えが大事だよ。」
ここでの「オン(on)」は、「仕事モードで動いている」状態。
つまり、「継続的に何かをしている=取り組んでいる」という感覚を表しているんですね。
さらにこんな表現もあります。
- “on and off”:途切れ途切れ、断続的に
- “on and on”:延々と、どんどんと
これらの表現からも、「on」が持つ“連続して行っている状態”というニュアンスが見えてきます。
「I’m working on it.」もまさにそれ。
何かを続けて行っている最中だということを、自然に表しているんですね。
少しでも「I’m working on it.」の使い方や意味のイメージがクリアになったならうれしいです。
次からはぜひ、ビジネスの場面で自信を持って使ってみてくださいね!
シーン別:会話例&和訳付き
✅ シーン1:上司からの進捗確認に対して
上司:
How’s the report coming along?
(あのレポート、進捗どうなってる?)
あなた:
I’m working on it. I should be able to send it by this afternoon.
(取り組んでいます。今日の午後には送れそうです。)
👉 ポイント:
シンプルに「進めていますよ」と伝えつつ、予定・見通しもセットで伝えるとより丁寧な印象に。
✅ シーン2:クライアントへの返信で
クライアント:
Any update on the website issue?
(ウェブサイトの不具合、何か進展ありますか?)
あなた:
Yes, we’re working on it right now and expect to have it resolved soon.
(はい、今まさに取り組んでおりまして、まもなく解決できる見込みです。)
👉 ポイント:
「取り組んでいます」だけではなく、安心感を与える補足表現があると、信頼度アップ!
✅ シーン3:同僚からの軽い確認に対して
同僚:
Hey, did you get a chance to look at my email?
(ねえ、僕のメール見てくれた?)
あなた:
Not yet, but I’m working on it. I’ll get back to you shortly.
(まだですが、今取りかかっているところです。すぐ返信しますね。)
👉 ポイント:
軽めの場面でもフレンドリーに使える便利なフレーズです。
✅ シーン4:問題解決に取り組んでいるとき
上司:
Any luck fixing the printer?
(プリンター直せそう?)
あなた:
I’m working on it. I’ve contacted support and waiting for their response.
(対応中です。サポートに連絡して、返事を待っているところです。)
👉 ポイント:
「取り組んでいます」に今の状況を一言添えると、状況報告として◎。
自然に使いこなすコツ3選
🔑 1. 「今まさにやってます」というタイミングで使う
“I’m working on it.” は現在進行形なので、
「今まさに手を動かしている」「取り組んでいる最中です」
というニュアンスになります。
まだ手をつけていない場合は使わない方が無難です。
🔑 2. 相手への安心感を意識する
ただ「やってます」と伝えるだけでなく、
「ちゃんと進めていますよ」「もうすぐ終わりますよ」といった安心感を添えると、
ビジネスでは特に好印象です。
📝 例:
- I’m working on it. I’ll keep you posted.
(取り組んでいます。進展があればご連絡しますね。) - I’m working on it. You’ll have it by the end of the day.
(今やっています。今日中にはお渡しできる予定です。)
🔑 3. 無責任に使わない!具体性を忘れずに
「I’m working on it.」だけを繰り返すと、
「本当にやってるの?」と不信感を持たれることも…。
できるだけ具体的なステップや見通しをセットで伝えることが信頼を守るカギです。
実践でこそ英語は身につく。RYO英会話ジムの強みとは?
英語を本当に話せるようになるには、インプットだけでなく、圧倒的なアウトプットの量と質が必要です。
「I’m working on it.」のような表現も、実際の会話で何度も使って、自分の言葉として定着させていくことが大切。
でも、独学ではどうしても“使ったつもり”になりがちなんですよね。
RYO英会話ジムでは、あなたが話した内容をその場で見える化し、プロが丁寧に添削・フィードバック。
一人ひとりに合わせた課題と改善策を提供しながら、「伝わる英語力」へと導きます。
◆ 実際にこんな変化が…
- 「話すたびに指摘がもらえるから、何が通じないのかに気づけた。ずっと“通じてる気”で止まっていたのがもったいなかったです」(30代・会社員)
- 「“完璧に話さないといけない”というプレッシャーがなくなり、間違いを恐れず話せるようになったのが最大の収穫です」(40代・医療職)
- 「自分の癖を毎回チェックしてくれるから、意識が変わって普段の会話にも変化が出てきたと感じています」(20代・営業職)
◆ 「話せるようになるには、まず話すこと。」
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「話す→間違える→改善する」このサイクルをどれだけ繰り返せるかがカギです。
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あなたも、アウトプット中心の環境で一歩踏み出してみませんか?
音声を聞いて練習しよう
部下に…
今取り組んでます。もう終わりますよ。
「新しい戦略を考えてみてください。」と言われて…
- レポート提出が終わったか聞かれて…
まだやっている最中です。
- 何の作業をやっているか聞きたくて…
何に取り掛かっていますか?
- 何の作業をしているか聞かれて…
今新しい企画に取り掛かっています。
もちろん”it”以外に置き換えてつかうこともできます。
「I’m working on it.」に似た英語表現と関連語彙
✅ 1. I’m on it.
👉 (すぐに取りかかります/もうやっています)
- 意味としては「I’m working on it.」に近いですが、より即時性があるカジュアルな表現です。
- 「了解!任せて!今すぐやるよ!」という、スピード感ややる気を強調したい場面にぴったり。
🗣 例:
A: We need to fix this ASAP.(これ、すぐ対応してほしい。)
B: I’m on it!(すぐやります!)
✅ 2. I’m handling it.
👉 (対応しています/処理しています)
- 「working on」は“作業中・進行中”という意味が強いのに対して、
「handling」は“問題をさばいている・対処している”といったニュアンスがあります。 - 問題対応やトラブル処理のシーンで使われることが多いです。
🗣 例:
Don’t worry about the customer complaint. I’m handling it.
(お客様からのクレームは私が対応しているので大丈夫です。)
✅ 3. I’m dealing with it.
👉 (対処しているところです)
- 「handle」と似ていますが、こちらは少しストレスや困難を含んだ状況に使われる傾向があります。
- ネガティブな事柄に取り組んでいるときに自然です。
🗣 例:
I know the system’s been down all morning. I’m dealing with it now.
(システムが朝から落ちてるのは分かっています。今対応中です。)
✅ 4. I’m taking care of it.
👉 (ちゃんとやってます/責任を持ってやっています)
- こちらは責任を持って対処している感じを表す、少し丁寧で安心感のある表現。
- 相手に安心してもらいたいときや、信頼関係を意識したシーンでおすすめです。
🗣 例:
You don’t have to worry about the reservation. I’m taking care of it.
(予約の件は心配しないで。私がちゃんとやってるから。)
関連語彙も覚えておこう!
英語表現 | 意味・使い方 | 補足 |
---|---|---|
progress | 進捗・進展 | “progress report(進捗報告)”など |
task | 任務・作業 | businessタスクなど日常的によく使われます |
deadline | 締め切り | “meet the deadline(締め切りに間に合わせる)” |
in progress | 進行中 | “The project is in progress.”(プロジェクトは進行中です) |
resolve | 解決する | “We’re working to resolve the issue.”など、ビジネスで頻出 |
これらの表現を使い分けられるようになると、ビジネス英語のコミュニケーションの幅が一気に広がります!
✅ 「I’m working on it.」練習クイズ(全3問)
❓クイズ1
上司に進捗を聞かれたとき、最も自然な返答はどれ?
A. I’m doing it right now.
B. I’m working on it.
C. I’m finished.
解説:
「I’m working on it.」は、「今取り組んでいる最中です」という進行中のニュアンスを伝える表現です。
「I’m doing it.」は少し軽く、ややカジュアルすぎたり、ニュアンスがずれてしまうことがあります。
「I’m finished.」は「終わりました」という意味なので不適切です。
❓クイズ2
次のうち、「I’m working on it.」と最も近い意味の表現はどれ?
A. I’m dealing with it.
B. I’m taking a break.
C. I’m looking forward to it.
解説:
「I’m dealing with it.」は、「対処しているところです」という意味で、ある問題や課題に取り組んでいるという点で「I’m working on it.」に近い表現です。
Bは「休憩中」、Cは「楽しみにしている」という意味なので、文脈が異なります。
❓クイズ3
以下の会話で、空欄に最も自然なフレーズは?
Manager: Can you give me an update on the new design project?
You: Sure, __________ . I should have something to show you by tomorrow.
A. I’m working on it
B. I’m over it
C. I’m done with it
解説:
進捗を尋ねられているので、「取り組み中です」というニュアンスの “I’m working on it” がぴったり。
Bの「I’m over it」は「もう興味がない/うんざりしている」の意味。
Cの「I’m done with it」は「もう終わりました」なので、まだ作業中の場面には合いません。
❌「I’m working on it.」に関するよくあるNG表現パターン
❌1. I’m doing it. を使ってしまう
✖️「I’m doing it.」
✅「I’m working on it.」
理由:
「doing」は具体的な作業や行為を“実行中”という意味が強く、
「今まさに行動に移している」というニュアンスになります。
一方で、「working on」は計画や準備、進捗中なども含めた広い意味での“取り組み”を表します。
🔍 ありがちな誤解:
「doing」と「working」のニュアンスの違いを見落とし、
「まだ取りかかっていないのに “I’m doing it.” と言ってしまい、不自然な印象に」。
❌2. It is working. と言ってしまう
✖️「It is working.」
✅「I’m working on it.」
理由:
「It is working.」は“それは機能している” “ちゃんと動いている”という意味。
機械やシステムなどの動作状況を表すときに使います。
🔍 よくある混同:
「work」が「働く/機能する」という意味があるため、
主語を「It」にしてしまい、まったく別の文になってしまうケース。
❌3. I’m trying it. と言ってしまう
✖️「I’m trying it.」
✅「I’m working on it.」
理由:
「I’m trying it.」は「試している」「やってみてる」程度の意味で、
継続的・計画的に進めているタスクには合いません。
🔍 日本語に引っ張られる例:
「今やってみてるところ」というニュアンスで使ってしまうが、
英語では「実行中」というより「試しに触れてみている」ような軽い意味合いになってしまう。
❌4. I work on it.(現在形) と言ってしまう
✖️「I work on it.」
✅「I’m working on it.」
理由:
現在形「I work on it.」は習慣や職務として普段やっていることを表すので、
「今まさに取り組んでいます」という意味にはなりません。
🗣 例:
「普段からそのプロジェクトに関わってる」という意味ならOKですが、
進捗確認への返答としては不自然になります。
✅ まとめ
NG表現 | なぜダメ? | 正しい表現例 |
---|---|---|
I’m doing it. | 今すぐ実行している感じが強く、進捗報告に向かない | I’m working on it. |
It is working. | 「それが動いている」という意味になってしまう | I’m working on it. |
I’m trying it. | 「試している」程度の軽いニュアンス | I’m working on it. |
I work on it. | 習慣的な表現で、今やっている感じが出ない | I’m working on it. |
📝 この記事のまとめ
- “I’m working on it.” は「今まさに取り組んでいます」という意味の便利なフレーズ。
- ビジネスでは、進捗状況をスマートに伝えるときに特によく使われる。
- 似た表現に “I’m on it.” や “I’m handling it.” などがあり、ニュアンスで使い分けるのがポイント。
- 「I’m doing it.」「It is working.」など、よくあるNG表現には注意!
- 表現を使いこなすには、実際に口に出して使うアウトプットの練習が不可欠。
- 間違えてもOK!失敗から学び、改善していくことが本当の成長につながる。
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