こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。「I was hoping that..」という表現は、日常英会話において非常に便利で、柔軟な使い方ができるフレーズです。希望や期待を伝える際に用いられ、文脈によって様々なニュアンスを持つことができます。それでは参りましょう。
目次
使う場面
結論から伝えると、I was hoping thatは2つの場面で使うことができます。1つは丁寧な表現として、もう一つは過去の話をするときにです。まずはこの二つの使い方があるとことを知っていないとなぜ過去形になるのか理解できないでしょう。
前者の場合であれば、理由は丁寧な言い回しにする際に時制を一つずらすからです。後者であれば過去の話なので過去形にするのは当然です。このフレーズは、主に以下のような状況で使われます:
願望を控えめに伝える
相手に対して何かを提案したり、お願いする際に使うと、直接的でなく柔らかい印象を与えます。
失望を表現する
期待していたことが叶わなかった時、失望を表す方法として使われます。
丁寧なお願い
締め切りに間に合わない仕事があって同僚へ…
仕事を手伝っていただけると嬉しいのですが…
- “I was hoping that we could go to the beach this weekend.”
- 「今週末、ビーチに行けたらいいなと思っていました。」
- “I was hoping that you could help me with this project.”
- 「このプロジェクトを手伝ってくれると嬉しいんだけど。」
このように相手に丁寧なお願いを意図するまたはほのめかす際にI was hoping that 〜を使います。I hoped 〜とはならず、I was hopingと過去進行形で使います。これは定型句でもあるのでこのままの形で覚えるのがスマートでしょう。他のWould you 〜?やCould you 〜?と置き換え可能ですが、今回のフレーズのほうがより控えめなお願いとなります。”I was wondering if ~.”の意味と4つの使い方【考えを伝えたり丁寧な表現に】もぜひ参考にしてみてください。またhoping thatのthatをto不定詞に変えて使うこともできます。
上司に…
時制について考えよう
現在時制にしてはどうなのかと思った方もいるかもしれませんが、もちろんI hope you can help me with my work.と言うこともできます。しかし現在形なので相手にダイレクトに伝わってしまいます。だからそのキツさを少し下げるために時制を一つずらすことで心理的距離を置くことができます。つまり丁寧な表現となります。日本語でも「〜でよろしかったでしょうか。」とお客さんなどに丁寧に尋ねる際にあえて過去形にすることがありますが、これと同じように考えるとわかりやすいかと思います。
また一方でこのような考え方をすることもできます。「数時間前に頭の中で(過去の時間)、同僚が仕事を手伝ってくれる( could help)とうれしいなー(was hoping)と考えてごとをしていて、それを今相手に伝えることにした」のように考えると単に過去の出来事を相手にお願いする形で伝えているという風に解釈することもできます。
過去の話
テストの結果はどうだったか聞かれて…
テストに合格するだろうと思っていた(望んでいた)けど残念ながら不合格だった。
- “I was hoping that the meeting would be canceled.”
- 「会議が中止になることを期待していたんだ。」
このように過去の時点であることを望んでいた場合にhopeを過去進行形にすることで、そのときの臨場感を伝えることができます。その場合that節以降も時制を過去形にしますね。
似たような表現
これらの表現を使って、様々な状況での願いや提案を、より柔らかく、または積極的に伝えることができます。
I wish that…
より強い願望や未実現の希望を表す。
- 例文: “I wish that I could travel around the world.”
- 「世界中を旅行できたらいいのにと思います。」
I was wondering if…
質問や提案を控えめに伝える際に使用。
- 例文: “I was wondering if you could lend me your book.”
- 「あなたの本を貸してもらえるかなと思っていました。」
It would be great if…
希望や提案をより肯定的なニュアンスで表す。
- 例文: “It would be great if we could meet up this weekend.”
- 「今週末に会えたら素晴らしいと思います。」
関連する語彙
これらの語彙は、希望や期待といった感情を表現する際に役立ちます。それぞれの言葉が持つニュアンスを理解し、適切な文脈で使うことが大切です。
Hopeful
- 英文: “She is hopeful about her chances of winning the competition.”
- 日本語訳: 「彼女はコンペティションで勝つ可能性に希望を持っています。」
Expectation
- 英文: “The new movie exceeded all my expectations.”
- 日本語訳: 「その新しい映画は私の全ての期待を超えました。」
押さえておきたいポイント
- 相手にプレッシャーを与えずに願望を伝えたい時に最適。
- 状況に応じて柔軟に使い分けることが重要。
過去形に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。「I was hoping that..」は日常会話において、控えめで礼儀正しい表現として重宝します。様々な場面で活用し、より自然で流暢な英会話を目指しましょう。以上が教えて!”I was hoping that 〜”ってなんで過去形使うの?でした。それではSee you around!
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