こんにちは、RYO英会話ジムです。ビジネスコミュニケーションでは、柔軟かつ適切に意思を伝えることが求められます。特にメールやチャットでのやり取りでは、文脈を読み違えると誤解を招く可能性があります。「無視してください」と一言で伝えたい場合も、英語ではどのように表現するべきでしょうか。本記事では、ビジネスシーンで使える「無視してください」の英語表現と、その応用例をご紹介します。
目次
英語表現
ビジネス英語で「無視してください」と言いたい時、“Please disregard” や “Please ignore” が一般的な表現です。これらは、メールでの誤情報の訂正、不要な情報の指摘、または既に解決した問題に関するコメント時に役立ちます。
使う場面
「無視してください」という表現は、ビジネス英語でさまざまな場面で使用されます。主に、以下のような状況で使われることが多いです。
誤情報を訂正するとき
誤った情報を送信した後、正しい情報を提供する際に、受取人に前の情報を無視するように伝える必要があります。このとき、「Please disregard the previous message/email」(前のメッセージ/メールは無視してください)といった表現が使われます。
不要な情報や指示を指摘するとき
プロジェクトやタスクに関連する情報の中で、もはや関連性がない、または不必要な情報や指示がある場合、「Please ignore the instructions in my last email」(私の前のメールの指示は無視してください)と指摘することがあります。
既に解決した問題について触れるとき
問題がすでに解決されている場合や、誰かがすでに対処している問題について話題にするとき、その部分を無視するように言う必要があるかもしれません。この場合、「If you’ve already taken care of this issue, please disregard this message」(もしこの問題に既に対処している場合は、このメッセージを無視してください)などの表現が適切です。
重複した情報を送信したとき
何らかの理由で同じ情報を二度送ってしまった場合、受取人には最初の情報だけを考慮してもらい、二度目の情報を無視してもらいたいと思うかもしれません。このときは、「Please disregard the duplicate message」(重複したメッセージは無視してください)と伝えることがあります。
これらの場面では、「disregard」や「ignore」のような言葉を使って、受取人に特定の情報や指示を無視するように依頼します。このような表現は、誤解を避けるために明確にコミュニケーションを取り、ビジネスの効率を保つために重要です。
例文
前のメールは古い情報を含んでいますので、無視してください。
すでに問題を解決している場合は、このリマインダーを無視してください。
先ほど言及した添付ファイルについては、更新版をまもなく送りますので無視してください。
返答のバリエーション
「無視してください」という指示に対する返答は、状況に応じて柔軟に行う必要がありますが、一般的には相手の指示を理解し受け入れたことを示す簡潔な返答が適切です。以下は、そのような状況で使用できる返答の例です。
了解の表明
- “Understood, I will disregard the previous message.”
- (了解しました。前のメッセージは無視します。)
この返答は、相手の指示を理解し、それに従う意向があることをはっきりと伝えます。シンプルでありながら、プロフェッショナルな対応を示すことができます。
確認への感謝
- “Thank you for the clarification, I’ll ignore the earlier instruction.”
- (説明ありがとうございます。以前の指示は無視します。)
この表現は、相手からの追加情報や訂正に感謝を示しながら、その指示に従うことを伝えます。コミュニケーションをより円滑にし、肯定的な関係を築くのに役立ちます。
返答の省略
- “Noted, will do.”
- (承知しました、その通りにします。)
より簡潔に返答したい場合、このような表現も有効です。ポイントを絞った返答は、忙しいビジネス環境では特に有効で、相手に対して迅速かつ効率的にコミュニケーションを取ることができます。
どの返答も、相手のメッセージを受け取り、理解した上で、それに応じた行動を取ることを明確に伝えています。これは、ビジネスコミュニケーションにおいて信頼と尊敬を築く基礎となります。
似たような表現
ビジネス英語では、柔軟かつ適切に意思を伝えるために様々な表現が使われます。「無視してください。」という意味合いを持つ表現はいくつかあり、文脈に応じて使い分けることが重要です。以下にその例を挙げます。
“Please overlook”
例文: “Please overlook my last comment, it was made in error.”
和訳: 私の最後のコメントは間違いでしたので、見過ごしてください。
解説: “Please overlook”は、誤った情報を提供したり、不適切なコメントをした場合に使用されます。この表現は、発言や行動を訂正する意向を示しつつ、受け手にその過ちを寛大に扱うよう求める際に便利です。
“No need to respond”
例文: “No need to respond to the previous email, I figured it out.”
和訳: 前のメールには返信不要です、解決しました。
解説: このフレーズは、送信者が以前に求めた情報や助けがもはや必要ないことを受け手に伝える際に用います。これにより、受け手の時間と労力を節約し、不要なコミュニケーションを省略できます。
“Kindly ignore”
例文: “Kindly ignore the alert message, it was sent out by mistake.”
和訳: アラートメッセージは誤って送信されましたので、優しく無視してください。
解説: “Kindly ignore”は、やや柔らかい表現で、間違いや誤送信を受け手に知らせるときに使われます。このフレーズには、誤りを認めつつも、受け手に対する敬意と理解を示すニュアンスが含まれています。
関連する語彙
- Disregard: 無視する
- Ignore: 見ない
- Overlook: 見過ごす
- Omit: 省く
- Exclude: 除外する
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