こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。「Corny」という言葉を聞いたことはありますか?英語圏でよく使われるこの言葉は、日本語ではなかなか直訳が難しいですが、日常会話でとても役立ちます。そこで今日は、このユニークな言葉「corny」について解説していきます。それでは、まいりましょう。
意味
「Corny」とは、主に「古臭い」「ありきたりで面白みがない」という意味で使われます。特に、ジョークや映画、ドラマなどで使われることが多いです。
- Corny joke: 陳腐で予測可能なジョーク
- Corny romance: ありきたりで予測可能なロマンス
また”corny”は「べたな」という風に訳すこともできます。
例文
映画はどうだったか聞かれて…
ベタな映画だったけど面白かったよ。
彼氏のどんなところが好きか聞かれて…
彼のべたなジョークが好きだわ。
洋楽だとどのアーティストが好きか聞かれて…
ベタだけど、やっぱりジャスティンビーバーが大好きなの。
男性から毎日あなたのことを夢見ますと告白されて…
超ベダじゃん。でも嬉しいわ。
- “That joke is so corny, but I still laughed.”
- 「そのジョーク、古臭いけど、やっぱり笑っちゃった。」
- “This movie plot is corny, but it’s a classic.”
- 「この映画のプロットはありきたりだけど、クラシックだよね。」
- “He always tells corny pick-up lines.”
- 「彼はいつも陳腐なナンパのセリフを言うよね。」
1つ目のように名詞の直前において使ったりまた2つ目と3つ目のように独立した形容詞として使うこともできます。個人的には今ふうな表現だと感じていて、一種のトレンド的な単語だと思ってもよいでしょう。以下GoogleNegramで調査してもわかるように近年使われる傾向が高くなっています。
「Not to be corny」の意味
「Not to be corny」というフレーズは、話者が言おうとしていることが陳腐であったり、時代遅れであったりするかもしれないと認識しているが、それにもかかわらず、真剣に、または心からの感情を表現しようとする際に使われます。この表現は、自分の言葉が古臭く聞こえるかもしれないという事前の謝罪や予防線を張る意味合いを持ちます。つまり、話者は自分が何か感傷的、またはオリジナリティに欠けることを言おうとしていることを認めつつも、それが本心からのものであることを強調しています。
例えば、深い感謝の気持ちを表現する際に「Not to be corny, but I really appreciate everything you’ve done for me.」(陳腐に聞こえるかもしれませんが、本当にあなたがしてくれたことすべてに感謝しています。)と言うことで、その感謝が真摯なものであることを示しつつ、表現が平凡や古風に聞こえることへの自覚を示します。
このように、「not to be corny」は、自分の言葉が一般的な感情表現の範疇に入るかもしれないとしながらも、そのメッセージの真実性や深さを保ちたいという意図を伝えるために用います。
似た表現
Cheesy
(チーズっぽい)
ちょっと恥ずかしいほど感傷的や感動的な様子。
- 「That song is kind of cheesy, but I like it.」(その曲、ちょっと恥ずかしいけど、好きだな。)
Kitschy
(キッチュ)
芸術的価値は低いが、大衆的であること。
- 「That souvenir is so kitschy, yet so popular.」(そのお土産、キッチュだけど、とても人気があるね。)
Hackneyed
(陳腐)
使い古された、ありきたりな。
- 「The plot was hackneyed, but the acting was superb.」(プロットは陳腐だったけど、演技は素晴らしかった。)
関連する語彙
Tacky
(安っぽい)
- 「That decoration is a bit tacky.」(その装飾、ちょっと安っぽいね。)
Overdone
(やり過ぎ)
- 「The special effects in the movie were a bit overdone.」(その映画の特殊効果、ちょっとやり過ぎだった。)
押さえておきたいポイント
「Corny」という言葉は、否定的な意味合いが強いですが、自虐的なユーモアとして使う場合もあります。また、文化によって受け取られ方が異なることも覚えておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。「Corny」は、英語の日常会話で役立つ表現です。古臭くて予測可能だけど、それが魅力の一つと言えるでしょう。この言葉を使って、英会話の幅を広げてみてください。以上がネイティブがよく使う”corny”の意味とその使い方でした。それでは、See you around!
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