こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。日常会話や書き言葉の中で、私たちはしばしば「それは…のように見える」という表現を使います。「seem 形容詞」の組み合わせは、英語で感じや印象を伝える際に非常に役立ちます。この表現は、話者の主観的な見解や感覚を婉曲的に示すのに適しており、英会話においては欠かせない表現の一つです。それでは、まいりましょう。
よく使う場面
seem happy
「幸せそうに見える」という表現。人が外見上、満足している様子を示す時に使われます。
seem tired
「疲れているように見える」。物理的または精神的な疲労を感じている人に対して用いられる表現です。
seem easy
「簡単そうに見える」。あるタスクや問題が外から見たときに、容易に解決できそうな印象を与える時に使用します。
例文
デート中に彼氏があくびをしていて…
退屈そうだね。
期末テストの結果が出て…
結果に嬉しそうじゃないね。
友人が最近できた彼氏の話をしていて…
めっちゃラブラブだね。
留学するか友人が渋っている様子で…
決められないみたいだね。
- She seems happy today.
彼女は今日、幸せそうに見える。 - This task seems difficult at first glance.
このタスクは一見、難しそうに見える。 - He seems tired after the long journey.
彼は長旅の後、疲れているように見える。
”You seem + 形容詞”は、「〜のようだ」という意味で、相手やものの印象を伝えるときに使う英語表現です。”seem”はbe動詞のように使うことができ例文のように直後に形容詞をおいたり、また稀に名詞をおくこともできます。ちなみに”in love”は形容詞句で「ラブラブな」という意味になります。また主語をyouで紹介していますが、もちろん他の代名詞や名詞と置き換えることも可能です。
転職することにした同僚へ…
よい選択みたいだね。
学習者の間では”look”と”seem”の違いが話題となりますが、こちらについては別記事めちゃわかりやすい!”seem”と”look”の違いと使い方で解説していますのでご覧ください。
不定詞との併用
また形容詞の代わりにto不定詞プラスbe動詞を置くこともできます。どちらも置き換え可能です。
同僚の話をしていて…
彼っていつも意地悪だよね。
that節やlikeとの併用
さらに表現力をアップするなら接続詞として使えるthat節やlikeとも一緒に使えるようにしておきましょう。この場合、代名詞itと一緒に使われることが多く何かを推測する際によく使われます。
近くのレストランの話をしていて…
近々あの店閉めるみたいよ。
オリンピックの話をしていて…
東京オリンピックが延期されるみたいだね。
likeもthatもどちらを使っても同じではありますが、違いとしてはlikeを使ったほうがカジュアルでthatを使えばフォーマルな響になるということです。
似たような表現
これらの表現は、話者が主観的な見解を表す際に有用です。文脈に応じて、「seem」、「appear to be」、「look」、「sound」を適切に使い分けることで、より精確で表現豊かなコミュニケーションが可能になります。
appear to be
「…であるように見える」と表現します。このフレーズは「seem」と非常に似ていますが、少しフォーマルなニュアンスを持っています。
例文: He appears to be confident in his presentation.(彼はプレゼンテーションに自信があるように見える。)
look
物理的な観察に基づいた印象を伝える際に使います。「look tired」は「疲れて見える」を意味し、視覚的な観察を強調します。
例文: You look tired. Did you sleep well?
(あなた、疲れて見えるね。よく眠れた?)
sound
聞こえ方に基づいて、人や物事についての印象を伝えます。「sound happy」は声のトーンから幸せそうだと感じさせる場合に使います。
例文: She sounds happy on the phone.
(彼女は電話で幸せそうに聞こえる。)
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が”You seem + 形容詞”の意味とその使い方【印象を伝える】でした。それでは、See you around!
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