こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、「until」と「by」という単語の違いと、それらの使い方を【極めてシンプルに】解説いたします。この記事を通じて、あなたの英語理解がさらに深まることでしょう。それでは、さっそく始めましょう。
目次
“by”と”until/till”の違い
期限の指定(by)
「by」は「~までに」と訳され、指定された時点までに何かが完了しているべきことを表します。
- 例: 「by 5 PM」は午後5時までに何かが終わっている必要があることを意味します。
継続期間の終わり(until/till)
「until」または「till」は「~まで」と訳され、ある状態や活動が続き、指定された時点で終わることを示します。
- 例: 「until 5 PM」は午後5時まで何かが続くことを意味し、その時点で終了または変化することを示します。
使用上の違い
「by」は期限を強調し、特定の時点までに目標やタスクが完了している必要がある場合に使われます。「until」や「till」はある状態が持続し続け、そして指定された時点で止まることを強調します。
文脈における適用
「by」はプロジェクトの締め切り、提出期限、または目標達成の期限など、結果が期待される具体的な時点を指す場合に用います。「until」や「till」は営業時間、イベントの開催期間、ある状態の継続など、時間の流れに沿った継続性を示す場合に使用されます。
「until」と「till」の違い
「until」と「till」は、英語でほぼ同じ意味を持ち、ある状態が続き、その後で終わる時点を示します。しかし、使用される文脈や形式に微妙な違いがあります。
形式性
- 「until」は「till」よりも若干フォーマルな文脈で使われることが多いです。公式の文書や書き言葉では「until」が好まれる傾向にあります。
- 「till」は日常会話や非公式の文脈でよく使用されます。音節数が少ないため、口語での使用が便利です。
起源
- 「until」はより古い英語にその起源を持ち、「to」(へ)と「end」(終わり)の古英語から来ています。
- 「till」は実は「until」よりも遅くに英語に登場した単語ですが、誤解されやすいことがあります。一般的には、「till」が「until」の短縮形と誤解されがちですが、実際には独立した単語として機能します。
使用上の注意
- 「till」は「until」と全く同じように使うことができますが、文脈によっては一方がもう一方より適切な場合があります。
- 「until」の方が書き言葉においては選ばれやすいですが、口語では短さを重視する場合に「till」が使われることがあります。
文頭での使用
文の始めにこれらの単語を使う場合、特に公式な文書や重要な書き言葉では「until」が選ばれることが多いです。
要するに、「until」と「till」は意味においては同じですが、文脈や形式性に応じて選択するとよいでしょう。公式の文書やフォーマルな場では「until」を、日常会話やよりリラックスした文脈では「till」を使用することが適切です。
例文
Until
- 英文: Please wait here until I return.
- 和訳: 私が戻るまでここで待っていてください。
- 英文: We cannot start the meeting until everyone arrives.
- 和訳: みんなが到着するまで、会議を開始できません。
- 英文: The library is open until 8 PM.
- 和訳: 図書館は午後8時まで開いています。
Till
- 英文: I’ll be working till 5 PM today.
- 和訳: 今日は午後5時まで働きます。
- 英文: Keep stirring the sauce till it thickens.
- 和訳: ソースが濃くなるまでかき混ぜ続けてください。
- 英文: She waited till the rain stopped.
- 和訳: 彼女は雨が止むまで待ちました。
By
- 英文: I need to finish this report by tomorrow morning.
- 和訳: 明日の朝までにこのレポートを仕上げる必要があります。
- 英文: By the age of 30, she had already traveled to over 20 countries.
- 和訳: 30歳になるまでに、彼女はすでに20カ国以上を旅行していました。
- 英文: Please submit your assignments by next Friday.
- 和訳: 来週の金曜日までに課題を提出してください。
これらの例文は、「until」「till」「by」の使い分けを理解し、実際に使う際の参考になります。それぞれが異なる文脈でどのように使用されるかを示しています。
友人へ…
うん、そうするよ。
ルームメイトへ…
この時間に薬局って開いてる?
うん、11時まで開いてるよ。
理解はしているものの、間違えてしまうことがあるかもしれませんが、繰り返し話すことで自然と正しい使い分けが身についてきます。このように間違いやすいポイントではありますが(実際、私も何度も間違えました)、意識して使い分けることが大切です。
似た英語表現
By the time
- 解説: 「By the time」は、ある出来事が起こる時点までを指し、それまでに別の出来事が発生することを示します。これは「by」の用法を拡張した表現で、時間の経過とともに何かが変化する様子を表現します。
- 例文: By the time we arrived, the concert had already started.
- 和訳: 私たちが到着した時には、コンサートはすでに始まっていました。
Not until
- 解説: 「Not until」は、ある出来事が発生するまで、別の出来事が起こらないことを強調します。これは「until」を用いて逆の意味を表現する際に使われます。
- 例文: He didn’t start his homework until 10 PM.
- 和訳: 彼は午後10時まで宿題を始めませんでした。
No later than
- 解説: 「No later than」は「by」と同様に、ある出来事や行為が指定された時点よりも遅くならないようにすることを意味します。フォーマルな文脈でよく使用されます。
- 例文: The report is due no later than 5 PM on Friday.
- 和訳: レポートの締め切りは金曜日の午後5時までになります。
Before
- 解説: 「Before」は、ある出来事が別の出来事よりも前に起こることを示します。これは「by」と似ていますが、より広い時間範囲を示す場合に使われることがあります。
- 例文: Please finish the project before next Monday.
- 和訳: 来週の月曜日前にプロジェクトを完成させてください。
これらの表現は、特定の時間や期限に関連するニュアンスを伝えるのに役立ちます。「until」や「by」とこれらの表現を適切に使い分けることで、意図した通りの意味をより正確に伝えることができます。
関連英単語
「期限」や「持続」を表す英語の単語やフレーズをリストアップします。これらはプロジェクトの締切、イベントの期間、または特定の状態が続く時間を示すのに役立ちます。
期限を表す単語
- Deadline – 締切
- 「特定のタスクやプロジェクトが完了されるべき最終日。」
- Due date – 提出期限/支払期限
- 「レポート、課題、支払いなどが期待される日付。」
- Time limit – 時間制限
- 「何かを終えるために割り当てられた時間。」
- Cut-off time – 締め切り時間
- 「操作やプロセスを停止する最終的な時点。」
- Expiration date/Expiry date – 有効期限
- 「製品やサービスが使える最後の日。」
持続を表す単語
- Duration – 期間
- 「開始から終了までの全体の時間。」
- Continuity – 継続性
- 「一定期間中断なく続くこと。」
- Span – スパン/期間
- 「特定の期間または時間の長さ。」
- Lifetime – 寿命/生涯
- 「製品、生物、またはプロセスが機能する期間。」
- Permanence – 恒久性
- 「変わることなく続く状態。」
- Endurance – 持久力
- 「困難やストレスに耐えながら持続する能力。」
これらの単語やフレーズは、様々な文脈で「期限」や「持続」を明確に表現するのに役立ちます。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が【超簡単】”until”と”by”の違いとその使い方でした。それでは、また会いましょう。
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