こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。本日は、「this morning」と「in this morning」の使用法の違いに焦点を当てて解説します。英語における前置詞の有無がどのような影響を及ぼすのか、この二つの表現を例にとりながら詳しく見ていきます。この内容を把握することで、皆さんの英語力が一段と向上することを目指します。それでは、さっそく学んでいきましょう。
目次
this morningとin this morningの違い
今朝は何をしていたのか聞かれて…
今朝ジョギングに行ってきました。
その他例文
- This morning, I woke up feeling refreshed and ready to start the day.
- 今朝、私はすっきりと目覚めて、一日を始める準備ができていました。
- Did you see the beautiful sunrise this morning?
- 今朝の美しい日の出を見ましたか?
- I had a delicious breakfast this morning with my family.
- 今朝、家族と一緒に美味しい朝食を食べました。
- This morning, the traffic was surprisingly light.
- 今朝は、驚くほど交通がスムーズでした。
解説
これらは、”this morning” を使った基本的な例文です。このフレーズは、その日の朝に起こったことを説明するのによく使われます。
「In this morning」と「this morning」の違いは、英語の文法的な正確さと自然な表現にあります。
- 「this morning」 は正しい表現で、今日の朝を指します。日常会話や書き言葉でよく使われ、その日の朝の出来事や活動について話す際に使用されます。例えば、「I saw him this morning」(今朝、彼を見た)といった具合です。
- 「In this morning」 は一般的には不正確な表現とされます。英語では、時間の特定の部分(朝、午後、夜など)を指す場合、「in」を使用しません。「this morning」、「this afternoon」、「tonight」などの表現が自然であり、一般的に受け入れられています。
したがって、正しい表現は「this morning」であり、何かが今日の朝に起こったことを示すのに使用します。「In this morning」という表現は避け、「this morning」を使うのが適切です。
一方、「In the morning」は、未来の朝や通例の朝の時間帯全体を指します。具体的な時間帯を特定せず、朝という広い時間範囲を示すために使用されます。
例: I have an appointment in the morning.(朝に約束があります。)
簡潔に言えば、「this morning」は過去の朝に焦点を当て、具体的な出来事を示すのに対して、「in the morning」は未来の朝や広い時間範囲の朝に言及し、特定の出来事に焦点を当てない点が異なります。
その他のパターン
ではthis以外の時間表現はどうでしょうか。以下単語を伴う時間表現はすべて時間を表す前置詞onやatそしてinは必要としません。
- next
- last
- this
- that
- one
- any
- every
- all
上記全部ご紹介するのは少し多くなるのでそれぞれの前置詞inとat、そしてonで前置詞がなくなる例文を見て見ましょう。
別れ際に…
また来週な。
家へ招待した友人に…
いつでもきてよ。
何時に家に電話をかけてよいか聞くと…
いかがでしたでしょうか。本来ならweekにはon the weekやon weekendなどのように前置詞がつきますがnextの場合は不要です。また特定の時間の場合はatをat lunch timeのように使ったりしますが、any timeの場合は不要です。
そして最後in the afternoonのように前置詞inを使うのが普通ですが、これもeveryと一緒の場合は不必要となります。その他上げた単語に関しても同じです。一度それらの単語を使って思いつく限り例文を作ってみるのもよいでしょう。
その他例文
- I will see you next week.
来週あなたに会います。- 「next week」は副詞句で、時間を指定しています。この場合、「next」を使用しているため、前置詞は不要です。
- She visited her parents last Sunday.
彼女は先週の日曜日に両親を訪ねました。- 「last Sunday」は副詞句で、特定の過去の日を指します。ここでも「last」が使われているので前置詞はいりません。
- We have a meeting this afternoon.
私たちは今日の午後に会議があります。- 「this afternoon」は副詞句で、今日の午後を示しています。「this」の使用により、前置詞は不要です。
- That night, they saw a shooting star.
その夜、彼らは流れ星を見ました。- 「That night」は、特定の過去の夜を指す副詞句です。「that」を使っているため、時間を示す前置詞は必要ありません。
- One day, I hope to travel the world.
いつか、私は世界を旅したいと思っています。- 「One day」は、未定の将来のある日を指す副詞句です。この表現にも前置詞は不要です。
- Can you meet me any Saturday?
あなたはどれかの土曜日に私に会えますか?- 「any Saturday」は、任意の土曜日を指す副詞句で、特定の土曜日ではなく、どの土曜日でも良いことを示しています。ここでも前置詞は不要です。
- I go to the gym every morning.
私は毎朝ジムに行きます。- 「every morning」は副詞句で、毎日の朝の習慣を示しています。「every」の使用により、前置詞は不要です。
- All day, she felt excited about the trip.
彼女は一日中、旅行についてわくわくしていました。- 「All day」は時間の長さを示す副詞句で、この場合も前置詞はいりません。
yesterdayやtomorrow
yesterdayやtomorrow、the day after tomorrowなどの時間を表す副詞に関しても同じです。すでに前置詞をつける必要がないことはわかっている人も多いと思いますが改めて取り上げておきます。
友人から…
明後日何か予定はある?
その他例文
Yesterday
- Yesterday, I went to the library to study for my exams.
- 昨日、試験勉強のために図書館に行きました。
- Did you receive my email yesterday?
- 昨日、私からのメールを受け取りましたか?
- I saw a beautiful sunset on my way home from work yesterday.
- 昨日、仕事から家に帰る途中で美しい夕日を見ました。
Tomorrow
- I will meet my friend for lunch tomorrow.
- 明日、友達とランチに行く予定です。
- Tomorrow is going to be a busy day.
- 明日は忙しい一日になりそうです。
- Can we reschedule our meeting for tomorrow?
- 明日に私たちの会議を再スケジュールできますか?
「what + 時を表す単語」も前置詞は不要
「what + 時を表す単語」の疑問文に関しても前置詞は文中に必要としません。以下例文を見て見ましょう。
明日の出張のスケジュールを聞きたくて…
何時に出発しますか?
上司へ…
その会議は何日にありますか?
この場合、leaving at 7のように時間がくる場合は前置詞atを置くことになりますが、「what + 時を表す単語」の疑問文に関してはatは必要ありません。2つ目の例文に関しても例えばThe meeting is on Fridayのように前置詞onをつけるのが普通ですが、この場合不要ということになります。
練習問題
以下の文を読み、それぞれに最も適切な表現を「this morning」、「in the morning」の中から選んで、空欄を埋めてください。
- “I didn’t have time to eat breakfast _______ because I was late for my meeting.”
- “She likes to read the newspaper _______ while having her coffee.”
- “We are planning to visit the museum _______; can you join us?”
- “He mentioned that he would call me back _______, but I haven’t heard from him yet.”
- “My routine is to go for a jog _______ before I start my day.”
- “I didn’t have time to eat breakfast this morning because I was late for my meeting.”
- “She likes to read the newspaper in the morning while having her coffee.”
- “We are planning to visit the museum this morning; can you join us?”
- “He mentioned that he would call me back this morning, but I haven’t heard from him yet.”
- “My routine is to go for a jog in the morning before I start my day.”
関連する語彙
時間を表す英語表現は、日常会話や書き言葉で非常に重要です。ここでは、「Throughout the morning」、「Earlier this morning」、そして「Later in the morning」というフレーズを中心に、それぞれの用途とニュアンスを解説します。
Throughout the morning
この表現は、ある活動が朝の始まりから終わりまで、つまり朝の間ずっと続いたことを示します。それは一貫した努力や活動を強調し、その期間に他のことをしていなかったことを暗示します。
- She worked on the project throughout the morning.
- (彼女は朝からずっとそのプロジェクトに取り組んでいました。)
この例では、彼女が朝の間、他のことに気を取られることなく、プロジェクトに集中していたことが強調されています。
Earlier this morning
「Earlier this morning」は、その日の朝の早い時間帯に何かが起こったことを指します。この表現は、話している時点よりも前の、特に朝の初めの出来事を示す際に用いられます。
- I received an email earlier this morning.
- (今朝早くにメールを受け取りました。)
ここでは、そのメールが朝の比較的早い時間に受信されたことを明らかにしています。
Later in the morning
逆に、「Later in the morning」は朝の後半、通常は中盤から終わりにかけての時間帯を指します。このフレーズは、朝の始まりではなく、ランチタイムに近づく時間帯の出来事や活動に焦点を当てたいときに便利です。
- The sun came out later in the morning.
- (太陽は朝遅くに出てきました。)
この文は、朝の早い時間帯ではなく、もう少し日が高くなってから太陽が現れたことを示しています。
まとめ
これらの表現は、日々の活動や出来事を時系列で正確に記述するのに役立ちます。「Throughout the morning」は長い期間にわたる一貫した活動を、「Earlier this morning」は朝の初めの出来事を、「Later in the morning」は朝の後半の出来事をそれぞれ表現します。これらのフレーズを使い分けることで、あなたのコミュニケーションはより明確で詳細になります。
時間に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事では、「this morning」と「in this morning」そして「in the morning」の微妙な違いに焦点を当てました。使い分けが明確になれば、日常会話でより適切な表現ができることでしょう。ぜひ実際の会話で試してみてくださいね。それではSee you around!