こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。
“There’s nothing + 主語 + 動詞” は「〜することはない」という意味です。
つまり「不可能」や「そんなことは起きない」というニュアンスを表します。
例えば…
- There’s nothing I can do.
私にできることはない。 - There’s nothing I hate more.
これ以上嫌いになることはない。 - There’s nothing I cannot accomplish.
(ダブル否定で)僕にできないことなんてない。
このように、日常会話やビジネスシーンでよく使える表現です。
さらに詳しく使い方やニュアンスを見ていきましょう。
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英語でよく出てくる “It’s nothing” という表現も、実は意味や使い方を知っておくと会話がぐっと自然になります。こちらの記事では「大したことないよ」「気にしないで」など、日常的に使えるニュアンスを解説しています。
👉 興味のある方はぜひこちらもあわせてご覧ください:
“It’s nothing” の意味とその使い方
- 1 学習の失敗エピソード:nothing の後ろに文が来て混乱…
- 2 "There's nothing + 主語 + 動詞" の意味
- 3 使い方①:不可能を表す
- 4 使い方②:強調・感情を表す
- 5 使い方③:ダブル否定で肯定の意味に
- 6 使い分けのポイント
- 7 音声を聞いて練習しよう
- 8 シーン別英会話
- 9 自然に使うコツ
- 10 英語力を伸ばすなら「アウトプット+改善」の繰り返しがカギ
- 11 よくあるNG表現パターン
- 12 ポイント
- 13 似た英語表現と関連語彙
- 14 関連語彙まとめ
- 15 練習用クイズ
- 16 よくある質問(FAQ)
- 16.1 Q. "There's nothing + 主語 + 動詞" とはどういう意味ですか?
- 16.2 Q. "There’s nothing I can do" の使い方は?
- 16.3 Q. "There’s nothing I hate more" のニュアンスは?
- 16.4 Q. "There’s nothing I cannot do" はダブル否定?
- 16.5 Q. "There’s nothing" と "There’s no way" の違いは?
- 16.6 Q. "There’s no point in 〜" の意味は?
- 16.7 Q. "There’s no doubt" はどう使うの?
- 16.8 Q. "There’s no such thing as 〜" の例文は?
- 16.9 Q. 日本人がよくする "There's nothing" の間違いは?
- 16.10 Q. この表現をスムーズに使えるようになるには?
- 17 記事のまとめ
学習の失敗エピソード:nothing の後ろに文が来て混乱…
英語を学び始めた頃、“There’s nothing + 主語 + 動詞” の形に出会ったとき、僕はすごく混乱しました。
例えば、
- There’s nothing I can do.
「私ができることはない」
この文を見たときに、「nothing の後ろにさらに文が来るなんて変じゃない?」と思ってしまったんです。
頭の中で「nothing=“何もない”だから、ここで文は終わりでしょ?」と解釈してしまい、次の I can do が理解できず止まってしまったんですね。
共感できるポイント
このつまずきは、多くの学習者が経験します。なぜなら、日本語の「何もない」と英語の “nothing” は使い方が違うから。僕も同じように「文法的に破綻してるんじゃないか?」と考えすぎて、会話でスムーズに使えませんでした。
克服のコツ(Tips)
- nothing = 主語として扱う と理解する
→ 「何もない(ものが)」が主語になって、その後に動詞が続くイメージ。
例:There’s nothing I can do.(私ができることは“何もない”) - 例文を声に出して暗唱する
→ 理屈よりも「音」で慣れるのが効果的。 - ダブル否定の形も一緒に覚える
→ There is nothing I cannot accomplish.(できないことなんて何もない)
こうした肯定的な意味のパターンもセットで練習すると理解が深まります。
👉 このように「nothing の後ろに文が来る」のは自然な構造です。僕自身も最初は大きな壁でしたが、「nothing=主語」だと気づいた瞬間に一気に霧が晴れたのを覚えています。
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“There’s nothing + 主語 + 動詞” の意味
基本の意味は「〜することはない」「〜できることはない」です。
「nothing」が主語となり、その後に「主語 + 動詞」が続きます。
つまり「何も〜しない/できない」といった 不可能・否定 のニュアンスを表します。
例:
- There’s nothing I can do.
私ができることは何もない。 - There’s nothing we should worry about.
心配することは何もない。
使い方①:不可能を表す
特徴
「私にはできることがない」「話すことがない」など、“もう手の打ちようがない” 状態を表すときによく使います。
例文
- There’s nothing I can say about it.
その件について僕が言えることはない。 - There’s nothing she can change now.
彼女が今変えられることは何もない。
使い方②:強調・感情を表す
特徴
「これ以上ない」「最高だ」「最悪だ」といった、感情を強く表すときにも使えます。
例文
- There’s nothing I hate more.
これ以上嫌いなことはない。 - There’s nothing I love more than traveling.
旅より好きなものはない。
使い方③:ダブル否定で肯定の意味に
特徴
「nothing」のあとを 否定文 にすると、ダブル否定で逆に肯定の意味になります。
「〜できないことは何もない=全部できる」という強い自信を表現できます。
例文
- There is nothing that I cannot accomplish.
僕が達成できないことなんてない。 - There is nothing I cannot afford.
買えないものなんてないよ。
使い分けのポイント
- シンプルな否定:「できない/ないこと」を表す
- 感情の強調:「これ以上ないほど○○」を表す
- ダブル否定:「全部できる!」などの強い肯定
👉 この3パターンを押さえておけば、会話の幅がぐっと広がります。
音声を聞いて練習しよう
遅刻ばかりする同僚からアドバイスを求められて…
私ができることはないわ。
彼女の口論になった末..
僕が言えることはないよ。
嫌味な上司について話していて..
これ以上嫌いになるなんて無理。
親しい異性の友達について話していて…
彼を好きになることはないわ。
ダブル否定で肯定もできる
僕が実現できないことはない。
買う余裕がないなんてないよ。
シーン別英会話
1. 職場での無力感を伝えるとき
A: We’re running out of time. Can you fix this issue by today?
(もう時間がないんだ。今日中にこの問題を直せる?)
B: I’m sorry, but there’s nothing I can do now.
(ごめん、もう僕にできることはないよ。)
👉 相手の依頼に対して「手の打ちようがない」と伝えるときに便利。
2. 感情を強く表すとき
A: Do you really dislike that manager?
(本当にあの上司のこと嫌いなの?)
B: Yes, there’s nothing I hate more.
(うん、これ以上嫌いになることはないよ。)
👉 「これ以上ないほど嫌い」「一番嫌い」と、感情を強調できる。
3. 自信を表すとき(ダブル否定)
A: Starting your own business sounds tough. Can you really do it?
(起業するなんて大変そうだね。本当にできる?)
B: Don’t worry. There’s nothing I cannot accomplish.
(心配しないで。僕にできないことなんてないよ。)
👉 ダブル否定を使って、自信やポジティブさを強調できる。
自然に使うコツ
コツ①:まずは短いフレーズで覚える
- There’s nothing I can do.
- There’s nothing I hate more.
👉 短くて使いやすい形をそのまま暗唱するのがおすすめ。
コツ②:感情を乗せて言う
「嫌い」「好き」「できない」など、自分の気持ちを強調するときに自然に使える。
例:
- There’s nothing I love more than coffee.
(コーヒーより好きなものはない。)
コツ③:ビジネスでも応用
フォーマルな場面でも「不可能」を伝えるフレーズとして使える。
例:
- I’m afraid there’s nothing we can do at this point.
(申し訳ありませんが、現時点ではできることがありません。)
英語力を伸ばすなら「アウトプット+改善」の繰り返しがカギ
英語表現を学んでも、実際に声に出して使い、間違いを指摘され、改善するというサイクルがなければ、なかなか「使える英語」にはなりません。
RYO英会話ジムでは、この アウトプットと改善の積み重ね を徹底しています。
たとえば実際の生徒さんからはこんな声をいただきました。
- 「今まで“伝わればいい”で終わっていたけど、細かいニュアンスの違いを指摘されて、初めて“自分の癖”に気づけた」
- 「毎回の添削で“自分の話し方のクセ”が見える化されるから、改善点がはっきり分かり、会話中に修正できるようになった」
- 「短期間でも“相手にどう伝わるか”を意識できるようになり、会議での発言が以前よりスムーズになった」
このように、ただ知識を増やすだけでなく、実践を通じて“自分の英語”を改善していけるのが、最大の特徴です。
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よくあるNG表現パターン
不自然な言い回し
- ✖ Nothing I can do.
→ 主語や be 動詞を省いてしまうミス。
※正しくは There’s nothing I can do. - ✖ Nothing I say.
→ 単独で置いてしまうと会話では不自然。
※正しくは There’s nothing I can say. - ✖ Nothing I cannot.
→ 動詞を落としてしまうケース。
※正しくは There’s nothing I cannot do.
文法ミス
- ✖ There’s nothing I can to do.
→ 「can + to 動詞」と誤ってしまうパターン。
※正しくは There’s nothing I can do. - ✖ There’s nothing what I can say.
→ 関係代名詞を余計に入れてしまうミス。
※正しくは There’s nothing I can say. - ✖ There’s nothing I can does.
→ 助動詞の後に三単現をつける誤り。
※正しくは There’s nothing I can do.
ポイント
👉 日本語の「〜することはない」を直訳しようとして、動詞を落とす/余分に足す/構文を崩す ことが多いです。
👉 “There’s nothing + 主語 + 動詞の原形” という基本の形を声に出して覚えると、こうしたミスを防げます。
似た英語表現と関連語彙
1. There’s no way + 主語 + 動詞
意味:絶対に〜ない、〜できるはずがない
自然に使うコツ
「強い否定」「ありえない!」という感情を込めたいときに便利。友達同士の会話でよく使われます。
会話例
A: Did he really finish the project in one day?
(彼、本当に1日でプロジェクト終わらせたの?)
B: There’s no way he did that!
(そんなわけないでしょ!)
2. There’s no point in + 動名詞
意味:〜しても意味がない
自然に使うコツ
「やっても無駄だよ」と冷静に伝えるときに使えます。特にビジネスや相談シーンでよく登場します。
会話例
A: Should we argue with the client about this small fee?
(この小さな手数料について、クライアントと議論すべきかな?)
B: There’s no point in arguing. Let’s just move on.
(議論しても意味ないよ。先に進もう。)
3. There’s no doubt (that) + 文
意味:〜に疑いの余地はない
自然に使うコツ
自分の確信を示すときに自然に使える。フォーマルからカジュアルまで幅広く活躍。
会話例
A: Do you think she’ll get the job?
(彼女は採用されると思う?)
B: There’s no doubt she will.
(間違いなくそうなるよ。)
4. There’s no such thing as + 名詞
意味:〜なんて存在しない
自然に使うコツ
「〜なんてありえない」と否定的に言いたいときに便利。特にことわざ的な響きでよく使われます。
会話例
A: I want a perfect solution to this problem.
(この問題に完璧な解決策が欲しいんだ。)
B: There’s no such thing as a perfect solution.
(完璧な解決策なんて存在しないよ。)
関連語彙まとめ
- impossible(不可能な)
- pointless(無意味な)
- useless(役に立たない)
- hopeless(望みのない)
👉 「There’s nothing〜」と同じく「無理」「意味がない」を表す表現ですが、フレーズで覚えると会話で自然に出やすいです。
練習用クイズ
問題1
「私ができることは何もない」を英語で正しく表現してください。
👉 nothing + 主語 + 動詞の原形 で表すのがポイント。
「✖ Nothing I can do」とすると主語が欠けて不自然になるので注意。
問題2
次の日本語を英語にしてください。
「これ以上嫌いになることはない。」
👉 感情を強調するときに使えるパターン。
「もっと嫌いなものは存在しない」というイメージで覚えると自然。
問題3
次の文を英語にしてください。
「議論しても意味がない。」
👉 「There’s no point in + 動名詞」で「〜しても意味がない」という表現になる。
日常会話からビジネスシーンまで幅広く使える。
問題4
次の会話の B のセリフを完成させてください。
A: Do you think she’ll get the job?
(彼女は採用されると思う?)
B: There’s no ______ she will.
(彼女がそうなるのは間違いないよ。)
👉 「There’s no doubt (that)〜」=「〜に疑いの余地はない」
フォーマルな場面でも使える便利表現。
問題5
「完璧な解決策なんて存在しないよ。」を英語で言い換えてみましょう。
👉 「There’s no such thing as + 名詞」で「〜なんて存在しない」と表す。
ことわざ的なニュアンスもあり、説得力が増す表現。
よくある質問(FAQ)
Q. “There’s nothing + 主語 + 動詞” とはどういう意味ですか?
A. “There’s nothing + 主語 + 動詞” は「〜することはない」「〜できることはない」という意味です。つまり「不可能」「何もない」といった否定を表す表現です。会話では省略して “There’s” と言うのが自然です。
Q. “There’s nothing I can do” の使い方は?
A. “There’s nothing I can do” は「私にできることは何もない」という意味で、困った状況や打つ手がないときに使います。仕事や日常会話で「お手上げ」を伝えるのに便利な表現です。
Q. “There’s nothing I hate more” のニュアンスは?
A. “There’s nothing I hate more” は「これ以上嫌いなものはない」という意味です。嫌いなものを強調するときに使います。逆に好きな場合は “There’s nothing I love more” と応用できます。
Q. “There’s nothing I cannot do” はダブル否定?
A. はい。“There’s nothing I cannot do” は「できないことは何もない=全部できる」という強い肯定になります。nothing + 否定文 で「逆に全肯定」になると覚えましょう。
Q. “There’s nothing” と “There’s no way” の違いは?
A. “There’s nothing” は「存在しない」という事実を表すのに対し、“There’s no way” は「絶対にありえない!」という強い感情をこめた否定です。友達同士の会話でよく使います。
Q. “There’s no point in 〜” の意味は?
A. “There’s no point in 〜” は「〜しても意味がない」という意味です。例えば “There’s no point in arguing” なら「議論しても無駄だよ」となります。冷静に無意味さを伝えるときに使えます。
Q. “There’s no doubt” はどう使うの?
A. “There’s no doubt” は「疑いの余地がない」という意味です。確信を持って何かを断言するときに使います。例えば “There’s no doubt she will pass.”「彼女は合格するに決まっている」となります。
Q. “There’s no such thing as 〜” の例文は?
A. “There’s no such thing as 〜” は「〜なんて存在しない」という意味です。例えば “There’s no such thing as a perfect solution.”「完璧な解決策なんて存在しない」となり、ことわざ的に使われます。
Q. 日本人がよくする “There’s nothing” の間違いは?
A. よくあるミスは “Nothing I can do” のように主語や be 動詞を落とすこと。また “There’s nothing I can to do” と誤って to を入れるケースです。正しくは “There’s nothing I can do.” とシンプルに覚えましょう。
Q. この表現をスムーズに使えるようになるには?
A. 単に覚えるだけでなく、実際に声に出して使い、間違えて直すことが大切です。アウトプットと改善の繰り返しで自然に身につきます。RYO英会話ジムでは実際の会話練習とフィードバックを通して、このプロセスを効率的に体験できます。興味があれば 無料体験レッスン から気軽に体験してみてください。
記事のまとめ
今回ご紹介した “There’s nothing + 主語 + 動詞” は、
- 不可能を表す(〜できることはない)
- 感情を強調する(これ以上ないほど〜だ)
- ダブル否定で強い肯定(できないことは何もない=全部できる)
という3つの使い方ができる便利な表現でした。
さらに似た表現として “There’s no way” / “There’s no point in〜” / “There’s no doubt” / “There’s no such thing as〜” を紹介しました。これらを一緒に覚えることで、会話の幅がぐっと広がります。
大切なのは、知識で終わらせずにアウトプットすること。実際に声に出して使い、間違えて修正しながら自分の英語にしていくことが上達の近道です。
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