こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。英語で意思決定の過程を表す際によく使われるフレーズに「think it over」があります。この表現を使いこなすことで、日常会話やビジネスシーンでのコミュニケーションがよりスムーズになります。今回は、「think it over」の使い方をわかりやすく解説していきます。それではまいりましょう。
目次
意味
「Think it over」は、「それについてよく考える」という意味を持つフレーズで、決断を下す前に、じっくりと時間をかけて考えるべきことを示唆しています。この表現は、重要な決定や選択を前にして、即座に答えを出すのではなく、慎重に検討する必要がある場合に用いられます。具体的には、ビジネスの提案、個人的な関係、あるいは日常生活の中で遭遇するさまざまなシチュエーションで活用できる便利なフレーズです。
使う場面
- 決断が必要な時
- 重要な選択をする前
- 相談を受けた際に、すぐに答えられない時
注意点
- 相手に時間を要求する表現なので、状況に応じて礼儀正しく使う。
- 急いでいる場合は、「I don’t have much time to think it over, but…」と前置きする
例文
彼氏から一緒にアメリカに行こうと言われて…
あなたと一緒にいたいけど先に考えてもいい?
車屋さんでおすすめの車を紹介されて…
とてもかっこいいね。でもよく考えさせてくれ。
ある仕事をオファーされて…
いかがでしたでしょうか。“think it over”は「(よく)考える」という意味で決断する前に時間をとって慎重に考えたいときによく使われる英語表現です。thinkだけでも置き換えて使うことはできますがthinkのほうがより幅広い場面で使われるのに対してthink overは「何かを決断する際に慎重に考えたい」という限定的な場面に使われます。考える時間の長さに関しては数日でないといけないわけではなく決断するために5分程度で十分であればこのthink it overを使うことができるわけです。
また話題にまだ上がっていない場合は代名詞itを明確にして伝えましょう。明確でないのにitを使ってしまうと相手は何を話されているのかわかりません。
喧嘩した彼氏から数日後に…
君が言ったことをよく考えたんだけど、君が正しいよ。
- “I need to think it over before I can give you my decision.”
- 和訳:「決定をする前に、それについてよく考える必要があります。」
- “Let’s think it over and discuss it again tomorrow.”
- 和訳:「じっくり考えて、明日また話し合いましょう。」
- “She asked me to think it over and let her know my thoughts.”
- 和訳:「彼女は私にそれについてよく考えて、考えを知らせてほしいと頼みました。」
ビジネスで使えるthink overを使った返答
1. 肯定的な返答
- 時間を確保する返答: “Thank you for the suggestion. I’ll take some time to think it over and get back to you by tomorrow.”
- (提案ありがとう。それについて考えて、明日までに返事をするね。)
2. より具体的な情報を求める返答
- 情報要求の返答: “I appreciate the details. Could you provide more information on…? It will help me think it over more effectively.”
- (詳細を教えてくれてありがとう。…についてもっと情報を提供してもらえるかな?それだとより効果的に考えられるから。)
3. 状況に応じた返答
- 即時の決定が困難な場合: “This seems like an important decision. I want to make sure we consider all aspects, so let me think it over and consult with my team/partner.”
- (これは重要な決定のようだね。全ての側面を検討したいから、ちょっと考えさせて。そして、チーム/パートナーと相談してみるね。)
4. 締め切りを設定する返答
- 締め切りの提案: “Can we revisit this on Friday? That will give me enough time to think it over thoroughly.”
- (金曜日にこれについて再度話し合える?それだとじっくり考えるのに十分な時間が取れるから。)
5. 追加の検討が必要な場合
- 検討時間の要求: “It’s a lot to consider. Let’s schedule a follow-up meeting after I’ve had some time to think it over.”
- (考慮すべきことがたくさんあるね。考える時間を少し取った後で、フォローアップのミーティングを予定しよう。)
これらの返答は、相手に対して敬意を表しつつ、必要な時間を確保するための適切な方法です。あなたのニーズや状況に合わせて、これらのフレーズを調整してください。
実践的な練習問題
問題:友人から週末の計画について意見を求められたが、即答できない場合、どう答えますか?
似た英語表現
Ponder
例文: “I need to ponder your proposal a bit more before deciding.”
和訳: 「決定する前に、あなたの提案についてもう少し考える必要があります。」
解説: 「Ponder」は「じっくり考える」「熟考する」という意味で、「Think it over」と非常に似たニュアンスを持ちます。しかし、「Ponder」は内省的な思考や深い考察を強調することが多いです。
Reflect on
例文: “I will reflect on our conversation and respond later.”
和訳: 「私たちの会話を振り返り、後で返答します。」
解説: 「Reflect on」は「振り返る」「反省する」という意味で、過去の行動や会話、提案などを思い返してから意見を形成するプロセスを示します。「Think it over」と比較して、より自己反省や過去の経験を基にした考察に重きを置く表現です。
Consider
例文: “Please give me some time to consider your offer.”
和訳: 「オファーを考慮するためにもう少し時間をください。」
解説: 「Consider」は「考慮する」という意味で、情報や選択肢を精査し、慎重に評価する過程を表します。「Think it over」や「Ponder」と同様に、決定や応答を出す前に情報を吟味する際に用いられる表現ですが、より一般的な用途に適しています。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。「Think it over」は、日常生活やビジネスシーンで非常に便利な表現です。今回紹すフレーズに「think it over」という表現があります。この短いフレーズが持つ力を理解し、日常会話やビジネスシーンで活用する方法を学びましょう。以上が”think it over”の意味とその使い方【決断する前に】でした。それではSee you around!
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