こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。日常会話やビジネスシーンでよく耳にする「That makes sense.」。このシンプルなフレーズは、相手の言葉が理解できた時、または納得いく説明を聞いた時に使います。しかし、この表現の真価はその多用途性にあります。本記事では、「That makes sense.」の意味深い使い方を探り、コミュニケーションを豊かにする方法を紹介します。それではまいりましょう。
目次
意味
“That makes sense.”(それは理にかなっている。/それは納得がいく。)というフレーズは、説明やアイデアが論理的であること、または話者が相手の言っていることを理解し、それが合理的であると認識していることを示します。この表現は、相手の考えや提案に対して同意や理解を示す際によく使われます。また、新しい情報を受け入れた時や、ある状況が明確になった時にも用いられることがあります。
- 感覚、感じ: 人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を指す場合があります。例えば、「sense of smell」は「嗅覚」を意味します。
- 意識、感じ取ること: 何かを直感的に感じ取る能力や、ある状況を理解する感覚を指します。例えば、「sense of danger」は「危険を感じる感覚」を意味します。
- 意味、理由: 話や文章が持つ「意味」や「趣旨」を指します。例えば、「make sense」は「意味がある」や「理解できる」という意味になります。
- 判断力、良識: 物事の正しさや不正を見分ける能力や、常識的な判断を示します。例えば、「common sense」は「常識」と訳されます。
- 方向性、目的: ある目的や方向性を示す際にも使われます。特に文学的な表現や比喩的な意味で用いられることがあります。
発音
発音に関しては、三人称単数のmakesのsとsenseのsが被っていますが、「メイクス センス」とは言わず「メイクセンス」のようにつなげていいます。発音するときはそのあたり注意してください。
“That makes sense” の発音は、フォネティック(音声記号)で以下のように表現できます:
/ðæt meɪks sɛns/
これを分解してみましょう:
- ðæt (that): 「ð」はこの場合、「th」の音で、舌を前歯の裏に軽く当てながら息を出すことで作ります。「æ」は「a」の短い音で、「cat」の「a」と同じ音です。「t」は通常の「t」の音です。
- meɪks (makes): 「meɪ」は「make」の「a」の音で、長い「ei」音です。「ks」は「x」の音と同じく、通常の「k」に続いて「s」の音が来ます。
- sɛns (sense): 「sɛ」は「send」の「e」に似た短い音です。「ns」は先に「n」の音を出した後、舌の位置を変えずに「s」の音を加えます。
このフレーズを発音する際は、各単語を流れるように繋げて、自然なリズムで話すことが大切です。
使う場面
説明を聞いた後に同意を示す場合
“After hearing your reasoning, that makes sense. Let’s proceed with your plan.”
「あなたの理由を聞いた後、それは理にかなっています。あなたの計画で進めましょう。」
新しい情報を受け入れる場合
“So, the meeting is moved to Thursday because of the holiday. That makes sense.”
「だから、休日のために会議は木曜日に移動されました。それは理にかなっています。」
ある状況を理解した後に使用する場合
“If we apply the discount to all orders over $100, we’ll attract more customers. That makes sense.”
「100ドル以上の全ての注文に割引を適用すれば、もっと多くの顧客を引きつけられるだろう。それは理にかなっている。」
意見や提案に賛成する場合
“You suggest we should start the project in Q2 to align with the market trend. That makes sense.”
「市場のトレンドに合わせて、プロジェクトを第2四半期に開始することを提案していますね。それは理にかなっています。」
相手の感情や反応を理解したとき
“You felt frustrated because the project was delayed without notice. That makes sense.”
「プロジェクトが予告なしに遅れたことによって、あなたがイライラしたのは理解できます。それは納得がいきます。」
これらの例文は、”That makes sense” を使って、理解や同意、受け入れを表現するさまざまな状況を示しています。このフレーズは、コミュニケーションをスムーズにし、相手との共感を築くのに役立ちます。
例文
友人が貯金できるときにしておいたほうがよいと言っていて…
ごもっとも。
怒った彼女の言っていることがめちゃくちゃで….
つじつまがまったく合ってないよ。
説明した後に…
わかった?
実際の会話では肯定文でThat/ makes sense.や疑問文でDoes that make sense?そして否定文でThat doesn’t make any sense.と使われることが多いので今回その形でご紹介しています。また対象をはっきりさせたいときは、「to 人」を使って、That doesn’t make sense to me.「私には理解できない」のように言うとよいです。そして、make senseを様々な文の形で使うことができます。
将来的にビットコイン の値打ちが上がると予想されていて…
今ビットコイン を買うのは納得できるね。
喧嘩をした後に彼女から…
ほとんどの場合、あなたが言うことは理屈にかなってるわ。
このように、形式主語のitを使ってit makes sense to 〜の形で使ったり、また主語にitやthatだけでなくwhat節を置くこともできます。またもちろん名詞を置いて、This sentence doesn’t make sense to me.「この文は理解できないね」と表現することもできます。
返答のバリエーション
“That makes sense.”(それは理にかなっている)への返答は、状況や会話の内容によって異なりますが、以下にいくつか一般的な返答を示します。
同意を示す場合
- “I’m glad you think so.”(そう思ってもらえてうれしいです。)
- “Exactly.”(まさにその通り。)
- “Right?”(そうでしょ?)
さらに情報を提供する場合
- “Yes, and it also means that…”(はい、それに加えて、これは…ということも意味します。)
- “That’s true. Furthermore…”(その通りです。さらに…)
感謝を示す場合
- “Thanks for understanding.”(理解してくれてありがとう。)
- “I appreciate your insight.”(あなたの洞察に感謝します。)
会話を続ける場合
- “So, based on that…”(それに基づいて、…)
- “How do we proceed from here?”(ここからどう進めましょうか?)
これらの返答は、相手があなたの意見や説明を理解し、それに同意していることを受けて、会話をさらに発展させたり、関係を深めたりするのに役立ちます。
似た英語表現
“That makes sense.”(それは理にかなっている/それは納得がいく)に似た英語表現として、以下のフレーズがあります。これらは、相手の言っていることが論理的であることや、話が理解できることを示すのに使えます。
I see your point.
例文: “After you explained the reasons, I see your point.”
和訳: 説明してくれた理由を聞いて、あなたの言いたいことがわかりました。
解説: この表現は、相手の立場や意見を理解し、その意見に一定の理解を示す場合に使用します。
I get it.
例文: “You’re saying we can save more by switching providers, right? I get it.”
和訳: 提供者を変えることでより節約できると言っているのですね、わかりました。
解説: よりカジュアルな表現で、相手の言っていることを理解したことを示します。「I get it」は日常会話で頻繁に使われます。
That’s clear.
例文: “So, the project deadline is moved to next month. That’s clear.”
和訳: つまり、プロジェクトの締め切りは来月に延びたんですね、はっきりわかりました。
解説: このフレーズは、相手の説明や指示がはっきりと理解できたときに用います。事実や計画が明確になったことを示すのに適しています。
It adds up.
例文: “If we consider the increased demand, then your prediction really adds up.”
和訳: 需要の増加を考慮すると、あなたの予測は本当に筋が通っています。
解説: ある説明や理論が合理的で、全ての部分が一貫しているときにこの表現を使います。数学的な意味合いも含む「合計する」という動詞から来ていますが、ここでは「論理的に一致する」という意味です。
これらの表現は、ビジネス会話や日常会話で、相手の言葉に対する理解や同意を示すのに有効です。場面に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が会話で頻繁に使う”That makes sense”の意味とその使い方でした。それではSee you around!
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