こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。”Wait and see”は、日常会話やビジネスシーンでよく使われる表現です。このフレーズは、状況の結果や発展を見守る態度を示す際に役立ちます。今日は、この便利なフレーズの意味、使い方、そして関連する表現について掘り下げていきましょう。それではまいりましょう。
目次
意味と使う場面
“Wait and see”は文字通り「待ってみて、見てみよう」という意味です。不確実性が高い状況や、すぐに行動を起こすのではなく、事態がどう展開するかを静観することが賢明だと考えられる場合に使われます。以下は使用頻度の高い言い回しです。
事態の展開を見守る
新しいプロジェクトや変化が始まった初期段階で使われます。
追加情報を待つ
決断を下す前に、もっと情報が必要な場合に使います。
例文
今ビットコインに投資するべきか聞かれて…
熱が下がったが念のため病院に行くか悩んでいて…
商談が終わり…
出方を待ちましょう。
特にLet’s 〜やWe’ll 〜という文の形で使われることが多いです。例文に関しては、例文1つ目のようにwait and seeの直後にはhow it goesやwhat happensが一緒に使われ「どうなるか様子を見よう」という意味で使うことも多いです。また二つ目の例文のように副詞just「ただ」もよく一緒に使われます。さらに「そのうちわかるよ」という意味で命令文で使うこともできます。
今日の夕食は何か聞かれて…
そのうちわかるよ。
サプライズで彼女をある場所に連れてきていて…
どこへ連れていくの?
そのうちわかるよ。
余談になりますが、宇多田ヒカルさんの歌でWait & Seeというのがあります。共有しておきます。
- Let’s wait and see how the market reacts before we make any investment decisions.
投資判断を下す前に、市場の反応を見守りましょう。 - We should wait and see what the weather is like tomorrow before planning our trip.
旅行の計画を立てる前に、明日の天気がどうなるか見てみましょう。 - I’m going to wait and see how the new software is reviewed before updating.
アップデートする前に、新しいソフトウェアのレビューがどうなるか待ってみます。
“Wait and see”は過去形で使う?
“Wait and see”は基本的に現在または未来の状況を指すために使われますが、過去形で使用することも可能です。過去形で使う場合は、過去のある時点での決断や行動を待つ様子を表現するために「waited and saw」となります。この表現は、過去に何かを見守り、その結果を待ったことを示す際に使用します。
例文: We waited and saw how the situation developed before making our next move.
(次の一手を打つ前に、私たちは状況の展開を見守りました。)
この例では、過去において、何らかの行動を起こす前に状況の結果や発展を待ったことを表しています。このように「wait and see」を過去形で使うことで、過去の判断や行動がどのように慎重に行われたかを示すことができます。
似たような表現
Play it by ear
意味: 「Play it by ear」は、計画を固く定めず、状況が変わるにつれて柔軟に対応することを意味します。音楽で楽譜を見ずに演奏することから来ている表現で、予測不可能な状況において臨機応変に行動する際に使われます。
例文: We don’t have a set plan for the weekend; we’ll just play it by ear.
日本語訳: 週末の具体的な計画はないので、その時の状況に応じて決めます。
Bide one’s time
意味: 「Bide one’s time」は、焦らずに、適切な瞬間や機会が来るのを待つことを意味します。この表現は、慎重に行動を計画し、最も有利な時期を見極める戦略的な態度を示しています。
例文: She’s biding her time before asking for a promotion.
日本語訳: 昇進を求める適切な時を待っています。
3. Keep an eye on
意味: 「Keep an eye on」は、何かや誰かを注意深く監視し続けることを意味します。このフレーズは、変化や問題が起こりそうな時に、状況を見守る必要がある場合によく使われます。
例文: Keep an eye on the stock market and let me know if there are any major changes.
日本語訳: 株式市場を注意深く見守り、大きな変化があれば教えてください。
これらのフレーズは、未来が不確かで計画が難しい時に、柔軟性や忍耐、注意深さを保つための戦略を示しています。それぞれが異なるシナリオに適用され、英語でのコミュニケーションにおいて非常に役立つ表現です。
関連する語彙
Patience (忍耐)
解説: 「Patience」は、困難や挑戦の中で落ち着いて耐える能力を意味します。何かを成し遂げるためには時間がかかることが多く、即座に結果を求めずに待つことの価値を示しています。特に、目標達成のプロセスや適切な機会を待つ際に重要な資質です。
例文: Patience is key when you’re waiting for the right opportunity.
日本語訳: 適切な機会を待っている時、忍耐が鍵となります。
Cautious (用心深い)
解説: 「Cautious」は、リスクや危険を避けるために慎重な行動を取る性質を指します。この語は、特に決断を下す際に、潜在的な問題や不確実性を考慮に入れることの重要性を強調します。用心深い人は、通常、よく考えられた判断を下し、無駄なリスクを避けることができます。
例文: It’s good to be cautious and not rush into decisions.
日本語訳: 決断に踏み切るのを急がず、用心深いことは良いことです。
これらの語彙は、特に不確実性が高い状況や重要な決断を迫られる際に、冷静かつ賢明なアプローチを促します。忍耐と用心深さは、個人的および専門的な成功を導くための基本的な特質であり、英語での表現だけでなく、生活のあらゆる面で価値があります。
押さえておきたいポイント
“Wait and see”を使う際は、ただ何もせずに待つのではなく、その間にも情報を収集し、準備を進めることが重要です。静観することは、より良い決断を下すための戦略的な選択となり得ます。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。”Wait and see”は、不確実性の高い状況下で冷静さを保ち、最適なタイミングで行動を起こすために役立つ表現です。これらの表現や関連する語彙を覚えておくことで、英語でのコミュニケーションがより豊かで効果的になるでしょう。以上が会話でよく聞く”wait and see”の意味とその使い方でした。それではSee you around!
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