こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は”He’s funny”と”He’s being funny”の違いと”is being + 形容詞”の使い方についてお話します。この記事を読めば今日より少し英語力がアップするかと思います。それではまいりましょう。
目次
違い
“He’s funny”
例文: “He’s funny; he always knows how to make everyone laugh.”
- 和訳: 彼は面白い人だ;いつもみんなを笑わせる方法を知っている。
解説: この表現は、その人が一般的に面白い性格を持っていることを示します。つまり、その人がユーモアのセンスを持ち、普段から人を楽しませることができるという意味です。
“He’s being funny”
例文: “He’s being funny today; he’s usually quite serious.”
- 和訳: 今日は彼が面白いことをしている;普段はかなり真面目なのに。
解説: 「He’s being funny」は、その人が現在、または特定の瞬間に面白い行動をしていることを指します。これは一時的な状態や行動を示し、普段の性格とは異なるかもしれません。
例文
いつも真面目なリョウが冗談を言い出して…
いつも冗談ばかり言うマイクへ…
いかがでしたでしょうか。日本語訳は同じですが、シーンを想像しながら理解するとなんとなく違いがわかったかと思います。You’re being funny、つまり”are being 形容詞”はある人の一時的な行動やふるまいを伝えるときによく使われる英語表現です。つまりその行動やふるまいは過去に始まって未来に終わるということを意味します。一方でYou’re funny.は相手の性格について話していて、一時的ではなくて日常的に相手がおもしろいということを意味します。
もう少しわかりやすく言うと、考え方としては現在形と現在進行形の違いと同じだと思って大丈夫です。例えば、be動詞の直後にingがくるということは”I run”と”I’m running”と同じで現在形でI runとなれば習慣的に走るということになりますし、またI’m runningであれば今ちょうど走っていて、近い将来(例えば20分後など)に走り終わるということですね。
他の使用例
例文をいくつか紹介します。そしてそれぞれ別の表現だとこうなるよ、というのを横に記載しておきますので現在形との違いがよりわかるかと思います。
You’re being generous.
いつもケチな友人が初めておごってくれて…
気前いいね。
「You’re being generous.」という表現は、「あなたは気前がいいですね。」または「あなたは寛大ですね。」という意味を持ちます。このフレーズは、誰かが他の人に対して親切であったり、贈り物や援助を惜しまなかったり、あるいは何かを分け与えたりするときに使われます。特に、その寛大さが期待以上の場合や、相手の優しさに感謝を示したいときに使用されます。この表現は、その人の行動が一時的であること、または特定の状況下での行動であることを示しています。
You’re being kind.
滅多にプレゼントをくれない彼氏からプレゼントをもらって…
やさしいじゃん。
このフレーズは、誰かが優しさや親切を示している時に使われます。これには、助けやサポート、思いやりのある言葉、または他人の気持ちを考慮した行動が含まれることがあります。「You’re being kind」は、相手の優しい行動に対する感謝や評価を示すために使用されます。
He is being a gentleman.
いつも気の利かない友人がパーティーでは違っていて…
彼は紳士だ。
「He is being a gentleman」という表現は、その人が紳士的な行動をしていることを示します。これには、礼儀正しい振る舞い、他人に対する敬意の示し方、助けやサポートを惜しまない態度などが含まれます。紳士とは、伝統的には男性に対して使われる言葉ですが、ここでの「紳士的な行動」は性別を超えて、誰にでも適用される品格の高い、尊敬される振る舞いを指します。このフレーズは、特にその人が通常よりも丁寧または思いやりのある行動をとっている時に使用され、そのような行為に対する認識や感謝を表現する際に用いられます。
ただし性格を表す形容詞だけ
ただしどんな形容詞でもこのbe動詞 + being + 形容詞のパターンと組み合わせられるかと言うと、そうではありません。性格を表す形容詞と一緒に使われるのがルールです。以下いくつか一緒に使える形容詞を抜粋してみました。参考にしましょう。
- childish「子供っぽい」
- talkative「おしゃべりな」
- careful「注意深い」
- lazy「怠惰な」
- nice「素敵な」
- polite「礼儀正しい」
- noisy「うるさい」
他にもまだまだありますが、こう言った性格を表す形容詞と一緒に使うことができます。
感情を表現する場合は使えない
だから感情を表す形容詞とは一緒に使うことができません。以下例文みてみましょう。
友人へ…
君が電話をくれたとき落ち込んでたんだ。
幸せか聞かれて…
はい、幸せです。
このように感情を表すdisappointedやhappyなどの場合、すでに一時的に起こる感情なのでわざわざbeingをつける必要はないということになります。おまけですが、病気を表すsickという単語の場合少し変わってきます。He’s sick.であれば「彼は病気です」ですが、He’s being sick.であれば「彼はお戻しになっている」という意味になります。ゲロを吐いているということですね。これは例外なので例外として覚えておくとよいでしょう。
進行形に関連する記事
最後まで読んでいただきありがとうございました。以上が”He’s funny”と”He’s being funny”の違いと”is being + 形容詞”の使い方でした。それではSee you around!