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英会話で過去形がごちゃごちゃになる人へ|指導で見えた「時制を使えるようにする」2つの練習

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RYO英会話ジム代表: 横田涼

セブ&オーストラリア留学後、海外で7年間勤務。2019年にRYO英会話ジムを創業。
KLab株式会社で翻訳・通訳を担当後、hanaso(Unhoop株式会社)でメソッド開発・講師を歴任。
その後、株式会社Alueにて三菱UFJ・UNIQLOなど大手企業向けに短期集中ビジネス英語研修を提供。

これまで数百名以上の「英語で成果を出せる日本人」を育成。

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こんにちは、RYO英会話ジムのリョウです。

「昨日の出来事を話しているのに、途中で現在形になってしまう」

「過去形は知っているのに、会話になると時制がバラバラになる」

「was、did、hadをどう使い分ければいいのか迷う」

こんな経験はありませんか?

実は、

過去形の文法問題が解けることと、過去の出来事をまとまって英語で話せることは別です。

僕自身も、大人になってから英文法を学び直した

僕は20代半ばごろ、

ある程度英語を話せるようになってから、

中学英文法をかなり学び直しました。

そのとき感じたのが

「知っている文法」と、

「会話中に自然に使える文法」には、

かなり距離があるということです。

例えば

問題集なら、

「goの過去形は?」

↓

went。

これは簡単です

でも実際の会話では、

What happened yesterday?

と聞かれて、

数十秒から数分にわたって

誰が。

何をしていた。

何が起きた。

その前に何があった。

誰が何と言った。

まで説明しなければならない

ここで、

時制が崩れます。

結論|過去形を使えるようにするには「過去の出来事をまとまって話す」

僕が特におすすめするのは、

単文の穴埋め問題だけではなく、

1|写真を見てストーリーを作る

2|起きた出来事を第三者へ報告する

この2つです

RYO英会話ジムでは、

それぞれ、

フォトストーリー

レポート

という実践トレーニングとして扱っています。

なぜこの2つがいいのか?

どちらも、

一文だけでは終わらないからです。

例えば

He went to the station.

だけなら、

wentにすれば終わりです。

でもストーリーになると

He was walking to the station when it started to rain.

He realized that he had left his umbrella at home.

So he went back to get it.

By the time he returned, his train had already left.

と、

出来事同士の時間関係を考えなければいけません

ここで初めて

「過去形を知っている」

から、

「過去を英語で説明できる」

へ近づいていきます。

まず整理|過去の話=全部past simpleではない

元の記事では、

「過去の話をするときは基本的にすべて過去形に統一する」

と説明していました。

ただ、

正確には、

もう少し細かく考える必要があります。

過去のストーリーでは主に4つを見る

1|past simple

出来事の中心。

2|past continuous

そのとき進行していた背景。

3|past perfect

さらに前に起きていたこと。

4|present tense

今も成立している事実など。

例えば

I was walking home when I saw Ken.

「家へ歩いていたら、ケンを見かけました」

was walking

背景。

saw

その中で起きた出来事。

Cambridge Grammarでも

past continuousは過去のある時点で進行中だった背景、

past simpleは完了した主要な出来事を表す使い方として説明されています。

さらに前の出来事ならpast perfect

例えば、

When I arrived at the station, the train had already left.

arrived

駅へ着いた。

had already left

それより前に、

電車が出ていた。

このように

過去の中でも、

どちらが先だったか

を明確にしたいとき、

past perfectが役立ちます。

だから目標は「全部過去形」ではない

重要なのは、

聞き手が時間の流れを追えること

です。

英会話で現在形が混ざること自体が、いつも間違いとは限らない

例えば昨日、

友達から、

「東京に住んでいる」

と聞いた。

今日それを報告する

He told me he lives in Tokyo.

これはあり得ます

今も東京に住んでいることが事実として続いているなら、

現在形を残すことがあります。

reported speechでは

過去のreporting verbに合わせて時制を一段過去へずらすbackshiftがよく起こります。

例えば

“I work from home.”

↓

She said she worked from home.

でも

その内容が今も真実・関連性を持つ場合、

backshiftしないこともあります。

British CouncilとCambridge Grammarの両方でも、この例外が説明されています。

つまり

「過去の話だから、とにかく全部pastにしよう」

ではなく、

その出来事はいつ起きた?

今も続いている?

ほかの過去の出来事より前?

と時間関係を見ることが大切です

なぜ文法問題ではできるのに、会話だと現在形が混ざる?

僕が学習者の英語を見ていて感じるのは、

文法知識そのものがないとは限らないということです。

例えば

昨日何をした?

↓

I went shopping.

これは言える

でも、

そこから30秒話す。

I went to the mall, and I meet my friend, and we have lunch…

となる。

wentのあとに

meet。

have。

が現在形へ戻る

これは、

過去形を知らないというより、

内容を考えることへ意識を取られ、時制への注意が薄くなっている

ことがあります。

会話では同時に

何を言う?

どの単語を使う?

どういう順番?

文法は?

発音は?

と処理します

だから、

単語や内容へ意識が向くと、

知っている文法でも崩れることがあります。

ここで役立つのが「まとまった過去話」の反復

一文ずつ、

went

saw

ate

と練習するだけではなく

30秒。

1分。

と話し続けます

その中で、

何度も過去形を使います。

これが

今回紹介する2つのトレーニングです。

トレーニング1|フォトストーリー

フォトストーリーは、

数枚の写真を見ながら、

一つの物語を作るトレーニングです。

RYO英会話ジムでは

4枚程度の写真から、

場面を想像し、

ストーリーとして説明してもらいます。

例えば4枚の写真

写真1

男性が家を出る。

写真2

雨が降る。

写真3

駅へ走る。

写真4

電車が出発してしまう。

これを英語でストーリーにします

例えば、

A man left his house early in the morning.

While he was walking to the station, it suddenly started to rain.

He realized that he had forgotten his umbrella, so he went back home.

When he finally arrived at the station, his train had already left.

この短いストーリーだけでも

past simple。

past continuous。

past perfect。

が自然に必要になります

フォトストーリーの良いところ1|過去形を何度も使う必要がある

穴埋め問題なら、

過去形を一回使って終了。

フォトストーリーでは

left。

started。

realized。

went。

arrived。

と何度も使う

そのため、

「過去のストーリーを話している間は、この時間軸を維持する」

という練習になります。

良いところ2|past continuousを使いやすい

写真を見ると、

背景となる動作があります。

例えば

男性が歩いている。

He was walking down the street.

その途中で、

車が止まる。

A car suddenly stopped in front of him.

背景

was walking。

出来事

stopped。

この組み合わせを練習できます

良いところ3|past perfectの必要性が見える

past perfectを文法問題で習うと、

「had + 過去分詞」

だけ覚えてしまいます。

でも

ストーリーでは、

意味が見えます。

例えば

彼女が会社へ到着した。

でも、

会議はもう始まっていた。

When she arrived at the office, the meeting had already started.

「到着」より「開始」が前

だから、

had started。

このように

出来事の順番から文法を考えられます

フォトストーリーでは「起承転結」にこだわりすぎなくていい

元の記事では、

起承転結を意識する、

と説明していました。

もちろん

ストーリーに流れがあることは大切です。

ただ

英語練習としては、

もっとシンプルでも構いません。

最初

何が起きた?

次

何が起きた?

そのとき何をしていた?

その前に何があった?

最後

どうなった?

この5つで十分です

初心者ならpast simpleだけから始める

いきなり、

past continuous。

past perfect。

まで全部入れると

負荷が高すぎることがあります。

最初は

He left home.

It started to rain.

He went back.

He missed the train.

これでOK

まず、

past simpleを維持する。

慣れたら

While he was walking…

を足す。

さらに

He had forgotten…

を足す。

少しずつレベルを上げます

トレーニング2|レポート

もう一つが、

レポートです。

これは

何か起きた出来事を、

その場にいなかった人へ報告する

トレーニングです。

日常でも仕事でも、かなりよく使う力

例えば、

同僚:

「昨日の顧客ミーティングどうだった?」

ここから

何が起きた。

顧客が何と言った。

こちらはどう回答した。

次に何をする。

を説明します

日常なら

「昨日病院で何て言われた?」

「旅行どうだった?」

「昨日の飲み会どうだった?」

これもレポートです

元記事にあった「会話の7割は過去の話」は削除

過去の出来事を話す機会が多いこと自体は間違いありませんが、

「会話の7割」という数字には、

この記事で示せる十分な根拠がありません。

なので

今回は、

数字で強調するのではなく、

過去の経験・出来事を報告する場面は、日常でも仕事でも頻繁にある

という実用面に絞ります。

レポート練習の面白いところ|直接会話を「報告」に変える

例えば、

最初にロールプレイします。

Manager:

Why was the shipment delayed?

Staff:

We had a problem with one of our suppliers.

Manager:

When will it arrive?

Staff:

It should arrive on Friday.

ここまでは

その場の会話です。

次に第三者へ報告する

My manager asked me why the shipment had been delayed.

I explained that we had had a problem with one of our suppliers.

He also asked when it would arrive.

I told him that it should arrive on Friday.

一気に難しくなります

なぜなら、

元の会話をそのまま繰り返すだけではないからです。

人称

I → he / she。

時制

is → was。

will → would

など。

語順

疑問文→平叙文。

まで変わります

ここでreported speechのトレーニングになる

例えば、

直接質問:

“Where did he go?”

これを報告すると、

She asked me where he had gone.

あるいは文脈によって、

She asked where he went.

のような形も使われます。

重要なのは

reported questionでは、

通常の疑問文の語順にはしないこと。

× She asked me where had he gone.

ではなく、

She asked me where he had gone.

Cambridge Grammarでも

reported questionは、

質問語があっても、

subject + verb

の平叙文語順になると説明されています。

Yes / No質問ならif / whether

直接:

“Did you talk to the client?”

報告:

He asked me if I had talked to the client.

または

He asked me whether I had talked to the client.

この変換も

実際に話すと、

かなり良いトレーニングになります。

「時制の一致」は機械的なルールではない

日本の英文法では、

「時制の一致」

という言葉で習うことがあります。

例えば

He said, “I am tired.”

↓

He said he was tired.

reporting verbが過去なので

am → was。

こうしたbackshiftはよく起こります

ただし、

先ほど触れたように、

今も成立している事実なら必ずしもbackshiftする必要はありません

例えば、

She told me she works for Google.

今もそこで働いている

という意味なら、

worksもあり得ます。

だから僕なら

「saidが過去なら全部一段過去」

と機械的に覚えるだけではなく、

その情報は今も真実?

と考えるようにします

レポートトレーニングでは「条件文」も自然に出せる

出来事を報告していると、

「もし〜していたら」

と言いたくなることがあります。

例えば

電車に遅れた。

If I had left home earlier, I wouldn’t have missed the train.

「もっと早く家を出ていたら、電車に乗り遅れなかったのに」

これは

過去の事実とは違う、

仮定の話です。

だからpast perfectが入る

このように、

単純なpast simpleだけではなく、

過去進行形

過去完了。

reported speech。

過去についての仮定。

まで、

ストーリーや報告の中で練習できます

文法問題より実践トレーニングを入れたい理由

例えば問題集。

空欄:

When I arrived, the meeting ___ already ___.

答え

had / started。

正解

終了。

一方、会話トレーニングなら

Tell me what happened yesterday.

自分

When I arrived at the office, the meeting had already started. I was late because…

そこから話を続けます

こっちのほうが、

実際の会話へ近い。

文法問題は

「正しい形を選べるか」。

スピーキングは

「必要な瞬間に、その形を自分から出せるか」。

この違いがあります。

過去形トレーニングでよくある5つのミス

1|最初だけ過去形で、途中から現在形

Yesterday I went shopping and I meet my friend.

修正

Yesterday I went shopping and met my friend.

対策

話し始める前に、

「Yesterday」

「Last weekend」

など、

時間軸を頭に置きます。

2|didn’tのあとも過去形

× I didn’t went there.

○

I didn’t go there.

didが過去を担当しているので

後ろは原形です。

3|be動詞と一般動詞を重ねる

× I was went to work.

○

I went to work.

または

I was going to work.

意味によって変わります

4|past perfectを使いすぎる

past perfectを覚えると、

過去の話だから、

何でもhad + 過去分詞。

になってしまうことがあります

でも、

ストーリーの主要な出来事は、

past simpleで十分なことが多いです。

past perfectは

「別の過去よりさらに前」

を明確にしたいときに使います

5|reported questionでも疑問文語順

× She asked me where did I go.

○

She asked me where I went.

または文脈によって

She asked me where I had gone.

reported questionでは

通常、

疑問文語順には戻しません。

一人でもできる|フォトストーリー練習

レッスンがなくても、

できます。

STEP1

スマホの写真を4枚選ぶ。

STEP2

それを見ながら、

30秒〜1分話す。

STEP3

録音する。

STEP4

動詞だけ確認する

例えば、

went。

was walking。

had forgotten。

のように

動詞へ注目します。

STEP5

間違いを直して、

もう一度話す。

ポイントは「同じストーリーをもう一度」

一回話して、

次の写真。

ではなく

修正。

↓

2回目。

ここで

文法が実際の発話へ入りやすくなります

一人でもできる|1分レポート

夜に、

今日起きたことを、

一分間英語で話します。

例えば

Today was pretty busy.

I had three meetings in the morning.

One of my clients asked me to change the schedule.

I told him that I would check with my team.

Later, I found out that we had already booked another meeting at that time.

これだけでも

past simple。

reported speech。

past perfect。

が出てきます

毎日違うテーマにしなくていい

同じ出来事を、

翌日もう一度話してもOKです。

1回目

時制が崩れる。

修正

↓

2回目。

よりスムーズ

こういう反復のほうが、

実際には価値があります。

「言えなかった文」をMY音声にする

RYO英会話ジムでは、

実際に受講生が話した英語を、

見える形にします。

例えば

<your>

Yesterday I go to my client’s office and we discuss the problem.

修正

<revised>

Yesterday I went to my client’s office and we discussed the problem.

さらに

While we were talking, my manager called me.

のように

必要なら、

より自然な過去表現へ広げます。

そして

修正版を音読。

次に

見ずにもう一度、

同じ出来事を説明する。

これが

発話。

↓

見える化。

↓

添削。

↓

音読。

↓

再アウトプット。

という流れです

「過去形を間違えた」で終わらせない

例えば、

wentを間違えた。

先生:

「goじゃなくてwentです」

生徒:

「分かりました」

終了

だと、

次の会話でまたgoになることがあります。

だから

修正文を、

もう一度口から出します

そして

別の話でも使います

これが、

僕が実践トレーニングで大切にしている部分です。

初心者|past simpleを維持する練習から

初心者なら、

最初は、

past simple中心。

昨日何をした?

I woke up at seven.

I went to work.

I had lunch with my coworker.

I came home at eight.

まずこれ

一分間、

時間軸を過去に維持する。

それだけで十分です

中級者|背景と「さらに前」を足す

past simpleが安定したら、

past continuous

I was working when he called me.

past perfect

He had already left when I arrived.

を入れます

ストーリーに奥行きが出ます

ビジネス英語|「報告」で練習する

仕事で英語を使うなら、

フォトストーリーより、

レポートを増やします。

例えば

昨日の会議。

顧客トラブル。

進捗。

出張。

社内ミーティング。

について

1〜2分報告します

さらに質問を入れる

What happened?

Why did it happen?

What did the client say?

What had happened before that?

What did you decide to do next?

この質問へ答える

これだけで、

かなり実務に近い時制練習になります。

「英語の過去形を覚える」から「過去を説明できる」へ

ここが、

この記事で一番伝えたいことです。

go → went

see → saw。

eat → ate。

を覚えることも必要

でも、

英会話では、

その先があります。

例えば

「昨日、顧客と話していたら、

先週送った資料に間違いがあったと言われました。

確認したら、

古いデータを使っていたことに気づきました」

これを英語で説明できるか

I was talking to a client yesterday when he told me there was a mistake in the document I had sent the week before.

When I checked it, I realized that I had used old data.

ここまで来ると

単なる過去形問題ではありません

時間関係を英語で整理する力

です。

まとめ|過去形は「ストーリー」と「報告」で使えるようにする

英会話で、

過去時制を安定させたいなら、

僕がおすすめするトレーニングは2つです。

1|フォトストーリー

写真を見ながら、

過去の出来事をストーリーとして話す。

練習できるもの

past simple。

past continuous。

past perfect。

そして

出来事を順番に説明する力。

2|レポート

起きた出来事や会話を、

第三者へ報告する。

練習できるもの

past tense。

reported speech。

reported questions。

backshift。

そして

実際の仕事・日常で使う報告力です

ただし

「過去の話だから全部past simple」

とは考えなくて大丈夫です。

メインの出来事

past simple。

背景

past continuous。

さらに前

past perfect。

今も変わらない事実

presentもあり得る。

このように

時間の関係によって時制を選ぶ

ことが大切です。

そして

問題を解くだけでなく、

30秒。

1分。

と実際に話す

間違える。

修正する

もう一度話す。

この繰り返しによって

文法知識が、

少しずつ、

会話中に使える時制

へ変わっていきます

もし過去の話になると時制が崩れるなら

今日、

昨日あったことを、

スマホへ1分だけ録音してみてください。

そして

動詞だけを確認します

goになっていない?

現在形が混ざっていない?

背景ならwas/were -ingのほうがいい?

さらに前ならhad + 過去分詞が必要?

一度直したら

同じ話を、

もう一度。

この「2回目」が

過去時制を、

問題集の知識から、

あなた自身の英語

へ変えていきます。

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