こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は国際結婚を決める前に考えておきたい8つのことについてお話します。国際結婚手前なのでなぜ自分がそこへたどり着いたのかのか考えてみました。なぜなら国際結婚をするのも一つの運命だと思うからです。
運命は自分の歩んできた今までの人生と深く関係していると思っています。たとえば、僕がこうしてフィリピンにいるのは、英語と親しみやすい人柄が好きだからだと思います。そうやって、自分が決断するものには、今と昔との接点があることが多いと思います。
結婚とは関係ないように見えますが、自分が本当にやりたいことをやっているほうが、自分もハッピーになれますし、相手にも優しくなれて、パートナーといい関係性を築けると思っています。なので、自分がほんとうにしたいことを探ることも国際結婚前に考えておきたい項目にいれています。今後、国際結婚をしようと考えている方に、少しでもあなたに本当に必要な運命を選べるきっかけになれば、嬉しいです。それでは、まいりましょう。
目次
ルーツを探る:海外や外国人と触れ合い始めた幼少期
そもそも海外に興味を持ち始めた原点は、実家でホームステイを幼い頃から頻繁にやっていたからです。(今でも帰国して、家に帰ると外国人がいたりします。)外国人の人が入れ替わり訪れる中で、それが当たり前になっていました。
アメリカ人が1年程、実家にいたときは、家の中はアメリカ文化一色になりそうな感じでした。ご飯を食べる前は必ず「アーメン」で、一緒にお祈りして、クリスマスやハロウィーンも盛大に祝いました。
来る人たちの国の文化にいつも適応し、家の中ではいつも異国にいるような感じでした。そんな異空間にいる自分が自然でした。友達からもすこし、「変わった家族」という感じでみられていたそうです。あとで友達から聞かされてことですが笑。
また、小学校高学年から中学2年生にかけて、父の会社の羽振りが良かったこともあり、ハワイ、ミネソタ、ロサンゼルス、バンクーバーなど様々なところへ家族と海外旅行へ行くこともできました。そんな環境にいたこともあり、海外や外国人に触れる機会が、自分にとってはごくごく自然なことでした。
よく考えれば、こういう経験が今の自分に繋がっています。国際結婚をする上で、このように海外の人と結婚するに至ったルーツを探って、それと今の自分とどう関係するのか確認してみましょう。そうすることで、自分がどういった環境にいると安心するのか認識できます。
迷走した時期はいつ:自分が本当にしたいことを再確認する
中学3年生の、受験の真っ盛りの時期。今思えば、幼少期の経験からどういった高校に進学したいかを無意識に決めていたことに、大人になった今気づきました。地元の大阪学院高校の国際科に進学したいと親に相談しました。その当時ちゃんとした理由は特にありませんでした。ただ楽しそうという理由だけでした。
言語を勉強したり、海外留学に行ったりすることを考えるだけでワクワクしていた自分を思い出します。自分のなかでは、大きな決断だったんですが、親には評判があまりよくなからと反対されました。そこで、親の了承を得るために、評判のいい高校の国際科を選択すればよかったんですが、子供だったので、受け入れられなかったことにすねて、結局親が進める私立の有名大学にいれるためだけのスパルタ高校に進学してしまいました。
その学校が、また面白くなさすぎて2年間ほど慢性的なうつ病になりました。敷かれたレールにいる自分と、まったく興味の出ない、いい大学に行くためだけにしか見えない勉強。毎日が苦痛でしかありませんでした。
から元気もいいところです。今思うと、そこから自分のやりたいことを見失った時期でもあり、そういった絶望感が、後で自分のやりたいことに気付けたきっかけでもありました。
夢中になれることにフォーカス:大学時代で海外生活や旅行に一気にハマる
夢中になれることは、幼少期に自然にしていたこと、楽しんでいたことにヒントが隠されることが多いと言われます。僕もその一人でした。大学2年生のある日、兄の友人と兄から、タイ旅行へ誘われました。中学校以来、海外旅行をしていなかったので、ワクワクしたし、初めて友達だけで行く旅行に新鮮さを感じました。
実際に行って、そこで味わった異空間や、それぞれ価値観も考え方も違った生き方をしている人たちの出会いは、海外への魅力や関心を一気に高め、それと同時に、昔の自分に戻ったような感覚を覚えました。
特に東南アジアは、日本にない活気がありました。人の情熱や、様々な感情、気持ちの表現から出るその空気感に、表現の自由を感じました。それから、バイトでお金を貯めて、フィリピン留学、オーストラリアへのワーキングホリデー、ベトナムや韓国など旅行に没頭しました。
なぜこれだけハマったのか?それは、自己表現の中で自由を感じたからです。それまで、日本的な文化もあったのか、自分の感情や気持ちをあまり表に表現してこなかったせいか、海外に出たことで自由に表現する自分を見ることができました。そんな自分にハマったのかもしれません。そして、それが自分らしさへの道に繋がっていったきっかけでした。
人生の大きな転機:フィリピンで働くことを選ぶ
やはり、人生の転機は、25歳。フィリピン行きを決意したことです。日本で働かずに、海外で働くことにしたのは、とらえ方によっては、「逃げ」なのかもしれません。でも、僕は自分のやりたいことや過ごしやすい環境を追いかけただけで、「逃げ」ではないと思います。
そして、その一歩や勇気を親や周りの友人からもらいました。もし、あのとき、日本もしくは他の英語圏、シンガポールやカナダなどで働くことを決めていたら、まったく違う人生を歩んでいたんだろうな、って思います。
じゃあ、なぜフィリピンを選んだのか?それが自分とどう関係していたのか?選んだ理由は、やはり英語圏であることは第一ですが、色々な文化が融合していて、色々な考え方や外国人に対して寛大であり、気候は暖かく、人もフレンドリー。さらに外国人もたくさんいるのでフィリピンにしました。
あと、海外に住むことにワクワクする自分や、将来何か大きなことを成し遂げたいという野望も感じる自分もいました。そういうのがすべてあって、フィリピンという国を選びました。そして、あのときの決断があったからこそ、今の自分があります。それから約6年経ちました。長いようでとても早かったです。フィリピンのおかげで英語がとても上達しましたし、いい環境や人にもめぐまれています。これだけ与えてもらったのだから、次はお返しをしていきたいという気持ちです。
国際結婚の相手だと思える4つの要素
外国人の結婚相手を探すには、それぞれ人によって見るところが違うと思いますが、僕は、少なくとも4つあると思っています。しかも、外国人だからという条件では、1つしかありません。
1つは相性がいいこと、2つは、価値観が似ていること、3つは、尊敬できること、最後に英語を流暢に話せることです。国際結婚になりますが、文化や考え方の違いに摩擦を感じることはほとんどありません。
相性がよいか
基本的に相性がよいと思います。お互い、穏やかなタイプで、ぶつかり合いを好まない性格です。お互いを縛りあうこともないので、一緒にいてとても楽です。お互い考え方が柔軟なので会話も楽しいことが多いです。相性が良い相手を選ぶことができたのは、友達からの関係で始まったのも一つの理由だと思います。知り合って、6年。
初めの3年間は、ただの良い友人という感じで、お互いのことを深く知っている間がらではありませんでしたが、それでも一緒の会社で働いていましたし、共通の友人を含めて遊びにいくこともありました。だから、個人的には恋愛から始まる関係より、友人関係からじっくり見た方がいいパートナーを探しやすいと思っています。
価値観が似ているか
人に対する接し方や、シンプルな生活スタイルを好むところ、語学や教育のフィールドが大好きなところは、お互い似ています。お互い誰とでも仲良くやっていけるのですが、物事を柔軟に考えるところがあるからです。
シンプルな生活スタイルをまだ完全に実現できているわけではありませんが、物欲を適度に抑え、できるだけ健康なものを食べ、規則だたしい生活をして、自分たちの大好きなことを仕事にして、豊かに暮らすことがお互いの目標です。そして語学や教育の現場でお互いずっと一緒にやってきているので、それに関しての話が尽きません。晩御飯のときは、たいがい生徒さんや英語の話をすることが多いです。
尊敬できるか
IVANに出会って、国籍は違うけれど、彼女の「人の愛し方」、「誠実さ」は、いつも尊敬します。そこに国籍や文化は関係ないのだと思います。フィリピン人の家族を大事にするという文化から来ているところもあるかもしれませんが、僕はその人の育ちや性格からのものだと感じることがたくさんあります。
まだ付き合っていない頃、僕が風邪を引いたときに、一時間も離れた職場から、わざわざ仕事終わりに疲れているにもかかわらず、ご飯(結構いいやつでした)と薬を買ってきてくれて、本当に感謝感激でした。家族をサポートする必要がある(フィリピンでは、家族に金銭的な面でサポートするのは当たり前の国です)のに、彼女の実家は二時間も離れたところにあって帰る時間も遅くなってしまうのに、よくそこまで気が回るなと、尊敬と感動でした。
そんな出来事がいくつも重なり、「こんな人には一生出会えないだろう」と心から思えるようになりました。そこが決めてでした。
言葉の壁はないか
僕とIVANの場合は、英語になりますが、英語がどちらか一方流暢でなければ、お互いのことを細かいところまで分かり合えないと思います。なぜなら、具体的に色々なことを話すことができなければ、理解レベルもまったく変わってくるからです。
ただでさえお互いの常識や言葉が違うので、言語レベルが低いとなおさらです。中途半端な語学力だと、どこかで自分のことを表現するのに疲れてしまいます。
もちろんそれも一つの試練だと前向きにとらえられる人だといいのですが、そういう気持ちがなくとりあえず意思疎通ができればいいや、という程度なら、お互い違う国で違う教育を受けてきているので、深い信頼関係を築くのは難しいと、個人的に思います。
以前、ある外国人カップルと一緒に住んだ経験があります。男性も女性も、主に英語で会話していたのですが、ある日、男性側から、お互いそこまで英語を話せないので、あまり深い会話ができないと、相談されたことがありました。
話合いになったときも、ロジカルに言いたいことを相手に伝えられないので、女性側からはストレスが溜まるとも聞いていました。なので、やはり言葉の壁は結婚する前の段階で無くしておくべきだと思います。
結婚は覚悟
国際結婚のみならず、結婚は最終的には、決断と覚悟が必要です。なぜなら、一生その人といることを誓うわけですから。と偉そうに言っていますが、そんな自分も覚悟ができずマリッジブルーを経験しました。
マリッジブルーなった2つの理由
という僕も、つい最近までマリッジブルー(英語:Pre-wedding jitters)になっていました。理由は簡単です。結婚の責任の重さと独身生活への未練です。自分の器が小さいせいなのか、この不安はなかなか静まりません。
国際結婚なので、日本とフィリピンの場合、フィリピン人は離婚できません。僕はできますが、相手に迷惑をかけてしまいます。また、フィリピン人と結婚するということは、多くの場合、パートナーの両親も金銭的な面で面倒を見るということが約束されています。
なので、自分の妻以外のために稼ぐという思考が必要になってくるのです。後は、独身生活への未練です。いままで独身生活が結構楽しかったのもあり、結婚をする上で、独身生活のような自由がなくなることへの未練を感じてしまうわずにはいられません。
だたひたすら向き合うことで見えてくる覚悟という文字
こういったマリッジブルーを、婚約してから数か月ほど感じてきました。そこで逃げずにただ向き合い、彼女にそれを相談することにしていました。すると徐々にではありますが、その大きな不安は小さくなってきました。そして、「覚悟」という文字が見えてきました。
なぜ向き合う必要があるのか?それは変化の過程で成長できるチャンスだからです。感情から逃れることは残念ながらできません。向き合うことで、自分の最良の選択ができます。なぜ結婚相手に相談する必要があるのか?それは、自分ひとりで抱え込まず、一緒にいる相手に伝えることで、さらに自分のことを知ってもらって、信頼関係を構築するきっかけになるからです。
もちろんこういった話をすることにリスクはあります。ただ、それをどううまく感情表現するかが大事になってきます。(私はそんなにうまくありませんが勉強中です笑)
相手の家族やその経済状況をよく知っておくことは大事
メリットやデメリットで結婚を選ぶこともあるかと思いますが、結局どちらが良いかもその人の性格的なところもあります。国際結婚をする場合は、相手の家族やその家庭の経済状況を心から受け入れられるのかを確認することは必須です。特に途上国の方と結婚するとなると、そのあたりはシビアになります。
それをしないまま「好き」という感情だけでしてしまったら、後々相手を受け入れられなくなって、どこか居心地が悪くなってしまう可能性があるので、それは避けておきたいところです。
僕の場合、パートナーの家庭の経済状況はきっちり把握しておきたかったので、そこは結婚前にしっかりと話し合っています。そこをクリアにして、前に進まないと後に自分が苦しむ可能性もあります。そういったところを理解し、話し合った上で、やっぱりこの人と一生一緒にいたいと思えるなら、それは結婚の覚悟ができている証拠です。
愛で国籍や文化を乗り越えられるか
国際結婚はよく、母国語や文化が違うから、考え方がまったく違うからとかで、良い関係を保つのはさらに難しいというイメージで括られがちなところはあります。
国際結婚の離婚率は、日本人同士の離婚率(35%)に比べて、10%多い、45%で高いです。たしかに数値から見てもわかる通り、難しいかもしれませんが、最終的には国際結婚も相性と価値観だろうな、と思います。
相性がよければ一緒にいて居心地がいいし、価値観が似ていれば、ずっと一緒にいれるなと思えます。文化や言語の問題にしてしまうのは、僕からすると問題の本質を見ていない言い訳に感じてしまいます。
まだまだ、僕の考えか方が浅いのかもしれません。周りにいる国際結婚をしている人たちの話を聞けば、うまく行っているところは少ないです。理由ははっきりとは聞けませんでしたが、言語や文化による壁は大きいように感じました。
職場であった研修生さんの話をすると、彼は中国人の方で、以前日本人と結婚されていました。一緒にお食事に行ったとき、今でも印象に残っている言葉があります。
「愛で国境を超えれませんでした。」
という言葉です。本当に重みがありました。実際に経験をされているから、その重みが感じられました。ただそれも理由を国境のせいにしてしまっていますが、本当にそうだったのでしょうか。最終的には、文化や言語などの問題で、つらいから受け入れるのをやめたと言ったほうがしっくりきます。究極を言えば、自分の考えを押し付けづに相手を理解することを第一に置けば、問題の本質は見えてくると思いますし、理解すれば、相手も理解し返してくれる。
愛する上で、国境は全く関係ないと考えています。理解することを本当の意味で実行できるか、できないか、またすることをやめてしまうかは、その人の運命なのかもしれません。
どんな結婚生活を歩みたいかよくイメージする
ここは、僕もこれからフィアンセともっと話をしていきたいところではあります。今のうちから、どんな結婚生活を歩みたいのかよくイメージして、それが本当に実現できそうなのか、パートナーと話すことが大事だと思っています。
その通りには、もちろん行かないこともあるでしょうが、一緒にイメージすることで、現実的にそれに向かって一緒に頑張っていきたいという気持ちが持てます。僕は、パートナーに計画しているビジネスを理解してもらって、一緒に経済的自由を手に入れたいと考えています。その過程で起こりうる現実を彼女と話しながら、イメージしてもらうことにしています。
そうすると、自然と相手にも、本当に僕と結婚したいのか、覚悟する時間を相手にも与えることができると思っています。
まとめ
では、最後にお話した内容を簡単にまとめておきます。
- 今の自分とつながるルーツを探る
- 自然と夢中になれることを見つける
- 人生の転機は、今後の人生に大きくかかわる
- 国際結婚の相手だと思える4つの要素
- 結婚は覚悟できるか、できないかだけ
- 言語や文化の壁を言い訳にするのではなく、問題の本質を探る
- どんな結婚生活を送りたいかよくイメージして、話し合う
最後まで読んでいただきありがとうございます。以上が、国際結婚をする前に考えておきたい8つのことでした。少しでも国際結婚に対してプラスのイメージまたは、勇気や希望を与えられたらうれしいです。それでは、See you next time!
コメントを残す