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こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。今日は過去形の助動詞”could”と”was able to”の違いについてお話します。この記事を読めばさらにネイティブ感覚が高まります。それではまいりましょう。
まずは会話を聞いてみよう
中学、高校ではこの違いについて特に触れられていませんが、ネイティブの間や英語圏でははっきりと使い分けをされています。まずはそれぞれの表現の会話を見てみましょう。
高校のとき君は何が得意だった?
特にないね。でも早く走れたよ。
昨日、体育際で早く走れたんだ。
うん、1位取ったって聞いたよ。
“could ~”「~できた」は過去の継続的な能力を表す
過去形の助動詞”could”「~できた」は、過去の継続的な能力を表すときに使います。上の会話例から説明します。”I could run fast.”というのは、今は走れないか、またはわからないということになります。高校時代には早く走ることができる能力を持っていたというニュアンスになります。
“was able to ~”は過去の1回の成功体験
一方で”was able to ~”は過去の1回の成功体験を伝えるときに使います。上の会話から説明すると、昨日の体育祭で早く走れたというのは特定の機会で起こった成功体験です。過去の継続的な能力ではなく、ある特定の機会にできたことを伝えるときに”was able to ~”を使いましょう。
過去形の否定文だと、同じ意味で使える
ただ”could”を否定文で使った場合は、そのときできなったという意味で使うことができます。なので”was not able to”と同じ意味で使えるということになります。二人の会話を見てみましょう。
昨晩は何時に帰ったの?
昨晩は早く帰宅できなかったんだ。たくさんやることがあって。
現在形だと、肯定文でも否定文でも同じ意味で使える
可能を表す助動詞”can”と”be able to”が現在形の場合、それぞれ同じ意味で使うことができます。しかし会話では、圧倒的に”can”が使われるのが一般的です。二人の会話を見てみましょう。
英語以外にどの言語を話すことができるの?
日本語を話すことができますよ。
未来や完了形の可能性を話すときは、”be able to”
しかし、未来の可能性を相手に伝えるときは、助動詞”can”を”He will can 〜.”のように使うことはできません。なのでこういう場合は、”be able to”を使います。また(現在・過去)完了形も同じで、”can have/had eaten”のように使うことができません。それぞれの会話を見てみましょう。
1年後に日本語を話せるようになると思う?
もちろん、でもどれくらい勉強するかによるけど。
ときどき実家に帰るの?
そんなに、でも最近は定期的に帰ることができてるんだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。いかがでしたか?意外と深い”could”、”can”、”be able to”の使い方でした。それでは、See you again.
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