“forget to ~”と”forget -ing”で、意味が違うわけ。中学、高校では教えてくれない不定詞と動名詞の違い

“forget to 〜”「〜することを忘れる。」と”forget -ing”「〜したことを忘れる」のそれぞれの意味の違いは知っていても、なぜ違うのか、おそらく把握している人はそれほどいないと思います。

なぜなら、学校では教わらないからです。また、ネット上で調べても、あまりしっかりと説明しているサイトはすくなかったので、ニュアンスの違いを知りたい方のために説明します。

 

まずは、二人の会話を見てみましょう!

マイク
Don’t forget to turn off the light before you sleep.
寝る前に電気を消すのを忘れるなよ。
リョウ
I know.
わかってるよ。

 

 

マイク
Have you ever been to Canada?
今までにカナダに行ったことはありますか?
リョウ
Yes, I have. I never forget visiting Vancouver with my family.
はい、ありますよ。家族と一緒にバンクーバーに行ったことは決して忘れません。

 

 

 

“forget to”「〜するのを忘れる」が未来志向になるわけ

“forget to”は不定詞で未来志向を表します。とだけネットで囁かれていますが、僕はこれだけの説明を見るたびに、あまりにも表面的な内容だけで、少々イライライしてしまうことがあります。

では、一つずつ謎をといていきましょう。

 

不定詞の”to”と前置詞の”to”は同じ?

では、なぜ未来志向になるのか。それは不定詞が関係しています。

不定詞の”to”はもともと前置詞”to”から来たものです。中学では「前置詞の”to”と不定詞の”to”は別々だ。」と教えられましたが、別々にすることで、逆に深く学び出したときに壁にぶち当たります。

 

“to”は方向性を表す

もともと不定詞の”to”は前置詞の”to”から来ています。前置詞の”to”は「〜のほうへ」あるところから、どこかへ向かう方向性を表す前置詞です。

“I went to the gym.”「私はジムへ行きました。」でわかるように、「ジムに向かって行きました。」と場所を表す前置詞の場合、目的地(先にあるもの)の方向をさすときに”to”を使うんです。

時間を表す前置詞”to”も、このコアイメージで考えると、わかりやすいです。

 

to不定詞の”to”も方向性を表す

to不定詞の”to”も同じで、方向性を表します。”I want to talk.”「話したい。」といったとき、”want”「望む」と”talk”「話す」の間に方向性を表す”to”が入っています。直訳してみると、「話す方へ望む」となり、意訳して「話したい。」となります。

 

“to”不定詞の”to”は先に起こることを指すコンパス

“to”不定詞がなぜ未来志向になるかと言うと、この”to”が先に起こることを指しているからです。

“Don’t forget to turn off the light.”をみて見ると、”to turn off the light”「ライトを消すこと」はこれから先に起こる話しです。先に起こる理由は、先の方向性を表す”to”が入っているからです。

また、先ほどの”I want to talk.”も「話すこと」はこれから先に起こることです。

 

 

“forget -ing”が過去のことになるわけ

“forget -ing”の”-ing”の部分は動名詞です。この動名詞のコアイメージを理解していないと、うわべだけで覚えてしまうことになり、結局ニュアンスが掴めず話している状態が続きます。

 

動名詞のコアイメージ

動名詞のコアイメージは、「(頭の中の)イメージ、アイディア」です。頭の中でイメージできるものは、経験の話客観的な事実。アイディアなら、想像提案になりますね

“I never forget visiting Vancouver with my family.”と言ったとき、「家族とバンクーバーに訪れた」というのは、経験の話しです。経験しているから、頭でイメージできる状態になるんです。だから、動名詞を使うということにもなります。

 

アイディアを伝える時

他に動名詞を使った文で、”I can’t imagine working with him.”と言うとき、「彼と働くのを想像できない。」という訳になります。

「彼と働くこと」というのは、これから起こる話かもしれませんが、不定詞を使わずに動名詞を使います。

なぜなら、「彼を働くこと」というのは、想像の一つにすぎないからです。

 

 


 

以上です。これらの違いをわかった上で、どの動詞に不定詞または動名詞がつくのか、覚えていくと英語のニュアンスがちょっとずつ掴めていきますよ。それでは、See you again!

 

 

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運営者:RYO。大阪出身。大学在学中に、フィリピン留学とオーストラリアのワーキングホリデーを2年間経験。その後フィリピンに渡り、KLab株式会社にて1年間翻訳兼通訳者として勤務。4年間hanasoオンライン英会話で教材開発、講師、カンセリング、カスタマーサポートを従事。 最後は、Alue株式会社にて大手日系企業20社以上に短期集中型ビジネス英語研修をコーディネート。海外滞在歴約9年。現在は、独立しRYO英会話教室を中心に個人事業を展開中。