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こんにちはRYO英会話ジムのリョウです。
今日は、”even though”と”even if”の違いとその使い方についてお話します。
この記事を読めば、英語感覚がさらにアップします。
それでは、まいりましょう。
“even”の使い方おさらい
まず意味ですが”even”は「〜でさえ」という意味で、副詞として使われます。
なので、”if”や”though”を省いて接続詞として使うことはできません。
マイクに例文を出してもらいましょう。
ダイビングはできないんだ。泳ぐことさえできないよ。
このように、一例ですが「泳ぐ」という動詞を修飾して使うことができます。
“even”がつくことでどうなるの?
シンプルに説明させてもらうと、”even”がつくことで「驚き」や「意外性」のニュアンスを含みます。
マイクの例だと、だいたいの人は泳ぐことができるけれど、それができないという「意外性」または「驚き」を含めるために”even”が使われています。
“even if + 現在形”は、「想像の話」
まず、ここから攻めていきましょう。
“even if 〜”で「たとえ〜でも」という意味です。
これは”if + 現在形”を使うときも、そうだと思いますが、”even if + 現在形”は「想像の話」をする場合に使います。
もうすこしわかりやすくいうと、「起こるかもしれないことや、仮の話」に対して使います。
ちなみに現在形以外にも、現在進行形や現在完了形も含みます。
では、リョウとマイクの会話を見てみましょう。
マイクが外を見ながら、明日雨が降りそうだと言っていて…
たとえ明日が雨の日でも、僕はサッカーをしに行きます。
すごい。めちゃやる気満々だね!
このように、もし雨がふれば普通は家にいますよね。
それなのに、リョウは外へでてサッカーをしに行くという、予想外の発言にマイクは驚いていますね(笑)
また、明日雨がふるというのは、起こるかもしれないことなので、”if”を使っています。
“even though”は「事実に基づいた話」
次は、”even though 〜”です。これは「〜であるのに、〜だけれども」という意味です。
“even if”が「想像の話」なのに対して、”even though”は「事実に基づいた話」です。
もう少し具体的にいうと、「実際に起きる、または起きていることだったり、事実そうである」場合に使われます。
それでは、アイヴァンとリョウの会話をみてみましょう。
彼はとても金持ちなんだけど、まだ小さいアパートに住んでいるんだよ。
なんで?理解できないな。
このように、彼がとても金持ちというのは事実なので、アイヴァンは”even though”を使っています。あと意外性と驚きについてはどうでしょう。
金持ちなら、だいたいの人は豪邸や高級マンションに住むイメージですよね。
だけど、彼は、ウォーレンバフェットのように金持ちでも質素な暮らしをしているところに意外性と驚きがあるんです。
“even if + 過去形は、「起こりそうにない想像の話」
最後になりますが、”even if”のあとには、現在形だけでなく過去形がくることもよくあります。
意味は「たとえ〜だったとしても」となります。
文法用語では過去仮定法と言いますが、どんなときに使うかというと「起こりそうにない想像の話や非現実的な話」の場合に使います。
もう少し簡単に説明すると、起こる確率が0%〜20%ぐらいだと思ってください。
それでは、マイクとリョウの会話を聞いてみましょう。
たとえ今日は僕の人生最後の日だとしても、君に英語を教えてだろう。
それじゃ、それは君の天職だね。
ニュアンスがわかりやすい会話でしたね。
今日は人生最後っていうのはかなり非現実的な話。
そういう場合に、”even if + 過去形”を使います。
音読してニュアンスを体得しよう
それでは、いくつか例文を出しますので、音読しながらニュアンスを体得しましょう。
そうすることで、自然と使い分けられるようになっていきます。
それは高いけど、それでも私は買わないよ。
たとえ毎日忙しかったとしても、君に毎晩電話するよ。
とても自己中だったんだけど、それでも彼女は怒らなかった。
たとえ雨が降ったとしても、ジョギングにいくよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上が、”even if”と”even though”の違いでした。
それでは、See you around!
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